「 あぁ・・・僕は もう駄目だ・・・」
「 そんな! 頑張って下さい。」
「 しっかりして・・・」
白い部屋に 白いベット
その上には 顔色が どす黒くなった男が 横たわっていた
目は落ち窪み、口から出るのは うわ言だけ
瞳は すっかり 虚ろになっていた
「 頑張って!」
「 逝っては 駄目・・・」
枕元には 2人の少女
栗色のショートカットに ちょっと たれ目の 活発そうな美少女
そして 黒髪を長く伸ばし、大人しそうに 眼鏡の少女
彼女達は 必死の思いを乗せて、男を励ましていた
「 あ、ありがとう・・・マナちゃん、マユミちゃん・・・」
「 逝くなら・・・せめて・・・私達の話を 書き上げていって下さい!」
「 そうです。アスカさんやレイさんなら とにかく・・・あの 盗撮男や ロン毛まで出てるのに なんで 私達が・・・」
キッと睨む目には、殺気さえ 篭っていた
思わず 脅える 男
「 だ、だって・・・書くネタが・・・」
「 あれだけ 人の掲示板に 垂れ流ししておいて、私達は 出さないつもりですか!」
「 条件はひとつだけ・・・碇さんとの キス・・・他人とキスなんかさせたら・・・あなたを殺します・・・」
眼鏡の少女の視線が 凍てついた氷と化した
「 ひっ、ひぃぃぃぃぃ〜〜〜・・・し、しかし もう 体力が・・・」
男が か細い声で 言い訳を始めようとした 瞬間
バキンッ
部屋のドアが 勢いよく 開けられた
もうもう と 立ち上がる 埃
そして その埃の奥から 低い男の声が 響いた
「 ふっ・・・問題ない・・・」
埃が収まると そこに現れたのは
威圧的な赤いサングラス
むさ苦しい 髭
やたらと 高い 背
そして ニヤリッと 歪んだ唇の 男
そう・・・あの 碇 ゲンドウである
男は 偉そうに 近づく
「 ふっ、私が力を貸そう・・・さぁ 」
ずいっと 顔を寄せる ゲンドウ
「 ひいぃ〜 」
ベットの男は 思わず 悲鳴を上げて避けた
そして 助けを求めようと 周囲を見渡した・・・が
先程まで居た 2人の少女の姿は 無かった
「 に、逃げおった・・・」
唖然とする男の肩を しっかと 握る ゲンドウ
そして ゆっくりと 笑った
「 私に任せたまえ。君は きとく だそうだな・・・なに、すぐに 元気にしてみせるよ・・・」
そして 唇を尖らせた
ゲンドウの ピンクの唇が 段々と 接近してくる
オヤヂの吐く息が 耳元をくすぐる
サングラスの奥の瞳が 嬉しげに 輝いた
「 ・・・計画通りだ 」
ブチュ〜〜〜ッッッ!!!
そして 男の悲鳴が 響いたそうである
長く・・・長く・・・
ちゃんちゃん
Gの番外編です(笑)
いえ きとくな人・・・からの電波で・・・
なおのコメント(^ー^)/
こ、これは……
自らを犠牲にしてまで、SSを書き上げるとは……
師匠! 作家魂を見せていただきました!
しかし、ますます、暴走する「G」を止めることが出来ないのかっ!
このままでは○▽■や%$}までに魔の手が伸びてしまう。(汗)