レインボーギャザリング(青いスペクトルの猿の日)

 

レインボーギャザリングという催しがあります。私はそこへ2回ほど(93年、94年)行ったことがあるので、何回かに分けて書いてみようと思います。たまたま「アネモネ」という雑誌にわかりやすく書いてあったので、まずは引用させてもらいます。

1971年以来、アメリカで毎年開かれているという“虹の家族”たちの集い、レインボウギャザリング。

“虹の家族”というのは、ネイティブアメリカンの「母なる地球が破壊の危機にさらされた時、虹の色をした多くの民族からなる“虹の家族”が、地球に再び緑を取り戻すために集う」という予言にある言葉です。

今回の会場はアパッチ族の聖地の隣にあるアパッチ・シットグリーブ国立公園。アリゾナ州、フェニックスの北東、車で約3時間の距離にありました。開催の2〜3週間前になるとボランティアのグループによって中心地がつくられ、そこを取り囲むように続々とテントやティピが張られ、会場が広がっていきます。

子供を中心とした食事や遊び場が用意された村、フラワーエッセンスやアロマのマッサージなど各種のヒーリング・ツールが用意された村、ネイティブアメリカンの儀式をする村、物々交換の村など、各テント村にはそれぞれ多様で豊かな個性がありました。

全体を運営する会議は誰でも参加できますが、その会場では意見を発表する人に“聖なる羽”が渡されます。これにより話をさえぎられることなく全員が意見を発表し、それを傾聴した上で、沈黙の時間をもち、それから意思決定をするシステムになっているのです。

洗剤やモーター式の発電機は使用しない。汚れた水や汁などは川には流さず、川や水源から80メートル以上離れた場所に穴を掘って捨てるなど、会場では自然環境を守るためのガイドラインも細かく設けられていました。

ここはすべての人が兄弟姉妹として生活をともにする会場ですから、食材も帽子の中に集められる寄付によって賄われ、キッチンのある村で、まず子供が優先的に食事を受け取ります。その後に大人たちがそれぞれ大きな二重の円陣をつくり、今日の出来事をシェアし合いながら、食事をともにするのです。

一晩中、ドラムの音やチャンティング(祈り)の声が響き、朝は鳥のさえずりで目覚める・・・。都会では味わえない、こんな数日間をともに過ごした人々が「すべての存在が虹の家族であり、ひとつなんだ」という実感と勇気を、それぞれの暮らしの場に持ち帰ることができる・・・。レインボウギャザリングは、そんなスピリチャルなイベントでした。(アネモネ98年10月号より)

というわけで長くなりましたが、とてもうまく書いてあったので掲載させてもらいました。私が行ったときと場所は異なりますが、まったく同じ状況でした。(つづく・・・)

(AKI)

レインボウギャザリングのオフィシャル・サイト

http://www.welcomehome.org/rainbow.html

   ワイオミング州にて(1994)

 

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