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会社案内

 WEB全盛の時代にあって、印刷された会社案内はもはや「必要ない」……。そう感じられる方も少なくないと思います。その理由として…
伝えるべき情報が伝われば「紙」であろうが「ホームページ」であろうが、スタイルにはこだわらない。
紙媒体は印刷コストも制作費も高い。
保存しておく場所も、紙も「もったいない」……、など。

(渡辺会計事務所/8ページ)シルバー
左上メタリックシルバーのラインがアクセント

 このような意見を持った方も少なくないと思います。それでも印刷物の会社案内をつくるとしたら、それはなぜでしょうか?
 ひとつには「印刷された会社案内の方が見やすい」というお客様がいるということです。また、初めて訪れる取引先に対して「詳しくは弊社のホームページをご覧ください」よりは「こちらが弊社の会社案内です」と言って会社案内を差し出す方が丁寧な印象を与えるということでしょう。
 従って、目的によって、またはターゲットに合わ せて「Web」と「印刷物」使い分けることが大切だと思います。

   

 制作の手順を大まかにまとめると、次のようになります。

最初は、スケジュールの組み立てです。
もしイベントなどに合わせて会社案内を用意する必要がある場合は充分に余裕のあるスケジュールを組んでください。例えば、16ページの会社案内を初めて作る場合でしたら企画から印刷のあがりまで、約3ヵ月間見てください。改訂版などの一部の修正でしたら、印刷も含めて最短1ヵ月くらいでできることもありますが、そんな場合でも時間はあるに越したことはありません。
 作ることが決定した時点でまず、制作会社(デザイン事務所)や印刷会社に日程の相談をしておけば安心です。

次に予算です。良いものを作るためにはそれなりの予算を確保しなくてはなりません。撮影もしっかりやらなくてはならないし、場合によってはモデルを使うこともあります。そこまで行かなくても、レンタル写真を使ったり、イラストを描き起こしたりすることもあります。それによって、制作費も100万以内であがることもあれば300万を超えるような場合まであります。

 
 

 相手先企業の規模が大きく、また担当者の年齢が高い場合には欠かすことの出来ないツールと言っても良いでしょう。会社案内のスタイル 一般的によく見られるのは紙のファイルを作り、その中にファイルを挟み込むタイプタイプです。そして1枚目に社長のあいさつページを、2枚目に会社概要、3枚目に取扱い商品(このページは複数枚になったり8ページくらいの中綴じにする場合もあります)、そして必要とあれば、組織図や会社の地図など、入れる場合もあります。これはそれぞれの会社によって使い勝手の良いように構成します。


(興新工業株式会社/ファイル式)

このファイル形式のメリットは内容に変更があってもそのページだけを刷り直し、さしかえれば済むのでとても経済的です。また、相手に応じて、中身を差し替えて使えるので「リクルート用」「新規開拓用」「新商品紹介用」などと何種類もの印刷物を用意する必要がありません。
 デメリットは、中綴じのものと比べると見やすさという点では劣ることです。ファイルの場合は、「1-開いて」「2-出す」という2つのアクションが伴います。またしまう時も「順番がバラバラになる」という可能性もあります。
 さらに中綴じの場合、仕上がりがA4ならばページを開けばA3のスペースがあります。ここに写真などを大きく使えば、インパクトのあるデザイン表現が展開できます。

(TBS-Trymedia/12ページ)

 中綴じ(ページモノ)の最後にファイルポケットを付け、頻繁に差し換えの必要のあるものを社内のプリンターで出力したものを差し込むという方法もあります。
 また、最近では動画(ムービー)やインターネットとの連携を図るためにCDを挟み込んだものもあります。商品によっては、動画でなくては商品の特徴が伝わらないモノやどうしてもインターネットで最新の商品を見てもらいたい……などの場合はとても効果的です。

(関東国際高校/CD付き学校案内)

 これからも、新しい技術の登場とともに新しい見せ方や、表現方法も生まれます。これはWEBでは伝えられないダイナミックなコミュニケーション方法といえるでしょう。(SH)

     

 また、印刷代に関しては印刷部数、紙の質などによっても大きく値段が変わることもありますので早い段階で見積もりを出してもらう必要があります。

※上の表はA48ページ 部数=1000部とした
 場合の例です。

※それぞれの項目は必要の無い場合もあります。
 また金額はその難易度によっても大きく変わり
 ます。あくまでもおおざっぱな目安です。

「会社の長所」や「サービスの優れている点」や「自社製品の素晴らしさ」など伝えたいことは山ほどあるし、沢山書けばそれだけ会社の良さや製品の良さが伝わる……、
きっとそう思われるでしょう。 ところがメッセージは短ければ短いほど、そして簡単であれば簡単であるほど伝わりやすくまた、記憶に残りやすいのです。思い切って短くしてください。

もし、どうしても切り捨てられない場合は、「思い切って省略したモノ」と「盛り込みたいだけ盛り込んだモノ(文字情報及び、写真、チャートなどまで)」、「その中間くらいのモノ」まで、3種類くらいのモノを作って見比べてください。それをなるべく会社のことを知らない第三者に見てもい客観的な意見を聞くことで道筋が見えてくることもあります。
 もちろん実際に制作をするクリエーターに相談してみるのも良いでしょう。

ある程度内容が固まったら、制作会社に企画の意図を伝え、デザインや言葉による表現などの味付けをお願いしましょう。そして、うまく意図が伝わったかどうか「カンプ」などで確認してください。

もし、予算の都合で、あるいはデザインに長けたスタッフがいるので社内で制作するという場合、次のような方法でデザインすれば制作者も発注者も満足できると思います。

●−1 デザインはA案、B案C案の3案作る。

●−2 A案は発注者の言葉に限りなく忠実にデザインする。

●−3 B案は制作者の自由にまかせて、発注者の言葉を思いっきり拡大解釈してデザインする。
どうだ、見たか!という位やりましょう。

●−4 C案は発注者の言葉に対してこうした方がよりわかりやすい、この方がすっきりするだろうというような、「少し提案の入ったデザイン」とします。

 これら3つのデザインを並べて評価します。制作者(デザイナー)としてはC案で思いっきり表現しているので、どれが選ばれたとしても表現者としてのメッセージは充分に伝わるので、不満は残らない。発注者はA案で自分の言葉に忠実に再現されたものを見て満足する。というわけです。そして、より的確にコーポレートメッセージを伝えているデザインはどれか選びます。もちろん、部分的に修正などの手が加わることもあれば対応して、再度確認します。

ここまで来ればあと一歩です。入校に備えて
●写真の解像度は充分か
●文字の間違いはないか
 (特にタイトルや見出しの大きな文字や
  英文のタイトルを中心にもう一度校正する)
●3ミリ出しの処理はしてあるか
●フォントの問題はないか
●RGBのままになっている画像はないか
などを確認して入校します。

         
       

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