(更 新 日 9 月 3 0 日)
F A X
かれこれ10年ほど前に僕の廻りで妙に最先端を走っていたもの。
それがFAX。
今思えば、そんなに気の利いた機能も付いてなくて
いまの機種と比べたら段違いに劣ってしまうと思うけど
当時は欲しくて欲しくて仕方がなかった。
それはあのビデオが欲しかった気持ち、はたまたPCが欲しくなったときの衝動、
そんなものに近いかもしれない。
欲しいけど、家族の承認がないと入手できない(高価な)もの。
勿論、今は二つとも働いているから家族の承認がなければ入手困難なものってわけじゃないけど
なかなか家の電話機はねぇ〜(爆) 変えれないでしょう?
それに僕の廻りで妙に最先端を走っていても、
それは一部の友達が持っているということでしかなく
まだまだ世間(僕の家族の廻りね)では普及していなかった記憶がある。
プラス、親に説明しても
「どういう方法をとれば、電話機から文字が書いてある用紙が排出されるんだ?」
と、納得してくれなかっただろう。
まっ、今でもどうやったら文字付き用紙が出てくるのか説明出来ないけどね(爆)
そう言う理由でFAX付き電話を購入しようなんて言えなくて
「私の家、FAXあるねん!」
という、友達の言葉に羨望しながら月日が過ぎ去っていった。
そして、やっと僕の家にFAXが来たのは、引っ越しをきに電話を更新しようとなったとき。
その頃は、ちょうど感熱紙から普通紙に用紙が変わろうとしている頃だった。
勿論、僕は感熱紙より普通紙を押したけど、
「そこまで利用価値があるのか?」と言うことになり、
僕の意見は敢えなく却下。感熱紙用FAXになった。
それでも僕へのFAXが友達から届いたときはうれしかったなぁ〜。
なのに!!
そんなに経たないうちに予想以上のPC(メール)の普及で
FAXって影を潜めるようになってしまった。
確かに地図などを送る時は役立つけど、
ちょっとしたメッセージなら携帯メールなんかで用が足せるし……。
断然、PCメールの方が便利なんだよね!?
その余波は我が家のFAXにも届いてしまった。すっかり使用されていない。
なんかこのままFAXの時代は終わりそうな気配すら僕にはしてくる。
僕としては、手書きの暖かみがあるからFAXって結構好きなんだけどなぁ〜。
またもう少し先の未来で家庭用FAXが日の目を見る日は来るのだろうか?
このまま廃れて欲しくないよなーと思う今日この頃です。