(更 新 日 6 月 1 2 日)
僕 に と っ て の 公 衆 電 話
公衆電話。このごろすっかり姿を見ることが少なくなりましたねぇ〜。
まだまだ携帯電話が普及していなくて、
勿論、普及していても僕が持っていなかった頃、
公衆電話にはことあるごとにお世話になったものです。
まっ、勘がいい人はなら、ここまで書けば、
何でお世話になったか、ある程度おわかりになるでしょう。
そっ、その時(当時)、好きだった人やつきあっていた人に電話をかけたのです。
狭い家。いくら部屋から電話しても聞こえてしまう会話の内容。
誰にも聞かれたくなかったし、それなのに家族が耳をそば立てて聞いている気がして……。
今なら開き直って電話するかもしれないけど
(でも、やっぱり性格的に開き直れないかも?/爆)
当時の僕にはそんな勇気なんて全然なかったし、
どことなしに秘密めいた感じが楽しかった気がして公衆電話に走ったんだよね(^^;)
夜はさすがに出かけられなかったけど、
昼間に買い物やちょっと出かける振りをして、テレカを握りしめて、
いざ! 行かん。公衆電話(笑)
よく公衆電話で長電話する人を見かけることがあったけど、
全員が全員でなくてもあの中には僕のような人がいたんだろうなぁ〜?
僕も廻りを気にしながらテレカの数字が減っていくのを寂しく思いながら
好きな人との会話に花を咲かせたなぁ〜(^^)
別に内容なんてたわいのないことばかりだったんだけど、
ドキドキしながらプッシュして、はしゃぐ気持ちを抑えながらお喋りするのが楽しかった。
そんな公衆電話も携帯電話の普及や街の再開発などでだんだんと姿を消していったんだよね。
僕が上記の理由で使用した公衆電話は4箇所あったんだけど
(↑いまさらに4箇所もあったんだと、ちょっと驚き(^^;))
半分は姿を消したなぁ〜。
それも特にお世話になった2箇所が消えてしまった。
2箇所とも王子の散歩コースにあったんだけど、
だんだんと電話線が取られて、ボックスが潰されていくのをみるのは忍びなかったです。
なんか思い出を潰されていく感じ? すーっごく悲しかった。
ちなみに後の2箇所は今も健在してます(^^)v
だからふと通り過ぎたりすると、ぼーっと少し懐かしい感じになる。
気持ちが当時に戻っちゃう感じかな?
たぶん、今は携帯を自分も持つようになったし、
もう公衆電話をそんな理由で使うことはないと思う。
けど、僕にとっての公衆電話は一つの恋の架け橋だったから
街の風景から公衆電話が消えていくのは、余計に悲しく感じるかな?
これも時代の流れだから仕方ないかもしれないけど……。