(更 新 日 3 月 2 6 日)
(腕) 時 計
僕が高校の時だったかな?
こんな心理テストをされた……
あなたにとって、腕時計はどんな存在ですか?
……。(しばし沈黙)
そして、僕はこう答えた。
「時間を確認するものかな?」と……。
「……ということは、実務的なものと言うこと?
じゃぁ、あなたにとって恋人は実務的な存在ということになるのか……」
聞いてきた相手は、ふむふむと頷く。
どうやら、腕時計は自分にとっての恋人の存在(意味)だったらしい……。
実務的な存在と心理テストで言われてもなぁ〜。(ポリポリ……)
だって、腕時計自体あまりしないから本当にそうとしか言えないんだもんなぁ〜。
高校の時、自転車通学をしていたから、腕が時計型に焼けるのが嫌で、
春までうれしげにつけて通学したんだけど、高1の夏からつけなくなったんだよなぁ〜。
それからだ……、時計のある場所をチェックするようになったのは……。
自転車をこぎながら「いま何時?」とお店の壁にかけてある時計などを見る。
それがすっかりクセになった。
だから腕時計がなくてもそんなに不便と思わない。
いまでも高校の時に使った道路を通ると自然に時計のある場所に目が行く。
……なのに、残念なことが起こった。
某銀行の店舗の外壁に時計があったのだけど(それもいまでも良く見てしまう時計)、
この春合併をすることによって閉店(というのかは、わからないけど)することになり、
必然と時計もとりはずされてしまったのだ。
ついつい見てしまう時計のあった場所。
「ああ、もうないんだ……」
そう思う度、すこし悲しくなる。
見てないようで、目はちゃんとそこに行っていたんだなぁ〜と自覚した。
思い出が消えるようでちょっと嫌だったりするけど、
ちゃんと時間が動いているんだと実感する。
こうやって、廻りの風景もちょっとずつ姿を変えていくんだろうなぁ〜。
それにちゃんとついていける自分でありたいなとも思う。
話しは、心理テストに戻るけど、今でも僕にとって、腕時計は実務的なものでしかない。
妹は「とっても大切なもの。なくてはないもの!」と言ったらしいけど、
きっと僕は、いつになってもそういえないんだろうなぁ〜とちょっと思っていたりする。
たぶん、きっと……それが僕なんだろうなぁ〜(笑)
☆以前の「月曜日の独り言」☆