(更 新 日  1 月 1 7 日)
 
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 阪 神 大 震 災  

 今日(17日)、ニュースで「阪神大震災から6年」と言っていた。
 「そうかぁ〜。もう6年なんだぁ〜」
 僕の第一印象はそれだった。
 僕にとっては、「もう」だけど、僕の知らないある人にとっては「まだ」なのかもしれない。
 僕も阪神大震災を体験した一人です。
 あの朝、僕は家で地震を感じました。
 本当は、その日(17日)の朝に信州のスキーから帰ってくるはずだったんだけど、
 天候が悪くて、17日の朝に大阪に到着できるか怪しくて、
 でも、どうしても17日に会社に出勤しないといけないからと
 自腹をきって電車で帰って来たのでした。
 そして、地震……
 初めグラグラという振動で目が覚める。
 「ああ、地震だぁ〜。えっ!? なんでこんなに長いの?」
 長い間、揺れが続く。それも揺れ方がいつもと違う……
 自然に頭から布団をかぶる。
 かぶった布団の中で怖さと戦っている僕の上に次から次へと上に置いてあったものが落ちてくる。
 実際のところ、どのぐらい揺れたかわからない。
 でも、僕にはすごく長い時間だった。
 揺れが収まって、恐る恐る布団から抜け出すと、
 部屋の上の方に置いてあった服を入れてあるダンボール、
 本棚のマンガの本、小説、
 恐ろしいことに、寝ている頭の上にあったテレビまで落ちてきそうな勢いで土台が動いている。
 これはいつもの地震と違うと感じた。
 そして、それが本当だとわかったのは、その日の昼だった。
 なんて怖い地震だったのだろう。
 日に日に増えて行く死亡者の数。被害の件数。
 運が良かったのか、僕のまわりでは被害と言えるものはなかった。
 確かに会社の周辺で液状化現象とか、水道管が割れたということはあった。でも、そんなことは対したことだった思う。
 神戸の友達は、会社で亡くなった方がいると言っていたことがある。
 自然災害……予測できない災害。そう言えば、そうだけど、あまりにもその言葉だけで終えることのできないものだと思う。
 去年、偶然、野島断層(阪神大震災のきっかけになった断層)をみることができた。
 見た瞬間、あらためて自然の怖さを実感した。
 本当に地面が自然の力ですばっとズレているのだ。
 阪神大震災で苦しんでいる人はまだまだいる「らしい」
 あえて、僕が「らしい」とつけたのは、僕の回りに本当に苦しんでいる人がいないからだ。
 でも、だからといって、この震災を風化させちゃいけないと思う。
 この頃、日本のあちらこちらで震度の大きな地震が多く起こっている。
 阪神大震災では大きな被害をだしたけれど、
 その経験をいかして、もうあんな大きな被害を起こしてほしくないと思う。
 あんなニュースはもう見たくもない。
 ニュースを見る度に死者の数が増えるなんて……
 「大震災」という名のつく地震を起こさないようにするのが、風化させないことかもしれない。
 そして、もしまたこんな大きな地震や震災が起きた時は、自分なりに被災者を助けて行きたいと思う。


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