10月26日(金) |
出雲に旅行するなら八百万の神様が集まる10月に! それが僕の昔からの譲ることの出来ない大前提だった。だって、日本全国10月は「神無月」なのに出雲だけ「神在月」なんだよ? 絶対、魅力的じゃない? でも、そんな大前提があったから、なかなか出雲に行くことが出来なかったんだよねぇ〜(笑) ……で。今回よぉーやっと、重い腰が上がり、出雲出発となりました。10月末。きっと八百万の神様達は僕たちと反対に「さぁ。そろそろ帰り支度をしなくちゃ!」なんて会合を行っている間、頭の片隅で考えていたことでしょう。 とにかく。旅行好きな僕としては珍しく、初めての中国地方山陰へ、いざ、出発(^^) 今回も同行者はIさん。二人が揃えば、雨も逃げ出す? ……とまでは言わないが、「傘要らず」を自負しているのに……今回は見事に二日とも不安定なお天気でした(爆) はっきり言おう、大雨(T_T) これでいいのか?? 前日(というか、朝出発するまでだな)まで折りたたみにしようか、長柄の傘にしようか散々迷ったんだけれど、朝、家を出る時に雨が(少しだけだったけれど)降り出していたので、長柄の傘に決定。 まっ、この判断が後に正解となるんだけれど、その時でさえ「むこうで邪魔になりそう」なんて考えていたんだよね(^^;A 新幹線の中では予想通り雨は止んでいる感じ。この時点で「やっぱり(傘は)邪魔になりそう……」なんて思っていたんだけれど、岡山で「やくも」に乗り換えてしばらくすると……大粒の雨。そして、車内アナウンス。 「大雨のため、到着が(若干)遅れます」 ……なんてこったい……8(>_<)8 8(>_<)8 でも、確かに外の雨粒は尋常じゃない。正直、こんな中観光するのかと思うとちょっと悲しくなった。そして、心配事も一つ……。 「八重垣神社で水占い出来るのかしら?」 正直なところ、今日の僕のメインはコレ。 行く前から職場では「沈まなかったらどうする?」とか「雨が降ったら、できないんとちゃうの?」「いやいや。雨降ったらその力で通常より早く沈むかもよ?」なんて、いろいろと言われていたけれど、本当にこのままだと冗談じゃない(T_T) 嗚呼、水占い。したいよ、したいよ。沈まなかったら怖いけれど、したいよ〜〜8(>_<)8 そんな願いを出雲に集まっている神様達は「仕方がない」と聞き入れてくれたようで、松江に向かう毎に晴れ間が見えてきた!! そして、松江につくと、キレイな青空が……。もしかして、山間部だけ大雨だったのかと、レンタカーを借りる時にお店の人に尋ねたら「さっきまで大雨だったんですよ。電車が止まるんじゃないと思ったくらいです」だと……。嗚呼、やっぱり僕たち「傘要らず」なのね♪ 今回もナビに騙されかけて岐阜の八重垣神社に連れて行かれそうになったというハプニングもあったけれど、どうにかこうにか軌道修正して八重垣神社へ。 なんというか、縁結びで有名な神社と聞いていたので、もっと京都や奈良のような観光地化した神社かと思いきや、住宅地の中にあるようなひっそりとした神社でした。その分、霊験あらたかな感じがしましたが……(^^) 和紙を頂いて鏡の池に行くと、母娘連れが……。僕たちが説明書きを読んでいるうちに占いをしたようで娘さん「メチャ、早く沈んだ」と母親に向かって一言。 (良かったねぇ〜) そんなことを心の呟いていると母娘連れ、娘が早く沈んだので安心したのか、僕たちの結果を見て帰ることにしたらしい。 (おいおい、遅かったらどうするんだよ?) そう思ったけれど、二人が帰るのを待っているうちに雨が降り出して出来なくなるのは勘弁してほしい(←この時点でお天気は曇りになっていた) 二人の視線を感じながら占いをはじめると、Iさんも僕もほぼ同じ時間で沈んでくれました(2〜3分ぐらい)(^^)v よかったぁ〜! でも。ここで少し疑問が生まれる。3人ともすぐに沈むなんて……。もしかして、15分以上かかる人っていないんじゃないのか?……と。 疑問が浮かんだらすぐに聞かずにはいられない僕。お守りを買いに戻った時に巫女さんに 「15分以上かかる人っているのですか?」 と、尋ねると、やはり遅くなる人はいるらしい。あまりにも沈まなくて沈むのを見ずに帰る人もいるらしい。 嗚呼、じゃぁ、僕たちにはもう少ししたら『縁』がやってくるのね?? ゲンキンな僕。お守りを買うとメチャ気分良くして、次の観光地、出雲大社へ向かった。 「エンジン音がおかしいような気がするのは気のせい?」 なんて、確か大分に行った時も同じようなことを言った気がするなぁ〜と思いながら、時々変な音がするレンタカーを運転しながら、左手に見える宍道湖を垣間見る。 琵琶湖は大きすぎて「湖」というイメージがないんだけれど、宍道湖はまさに「湖」って感じの湖でした。確か宍道湖はシジミが有名のハズ……。松江出身のYさんが帰省したら買ってきてくれるんだよね(^^) 今度帰った時も買ってきてくれるのかしら?(爆) Iさんと楽しく会話しながら八重垣神社から約1時間で出雲大社に到着。快走していたので、もう少し早く着くかなぁ〜と思っていたけれど、予想通りの時刻になっていた。果たして。どこでそんなに混んだんだろう?(謎) さすがに出雲大社。駐車場も大きいし、僕たちのような観光客がいっぱいでした!(笑) お約束通り、大注連縄に硬貨を差そうとするんだけれど、なかなか上手くいかない。地面には差さらない硬貨と一緒に落ちてきたのか、10円玉とか5円玉とかが落ちている。 犠牲者(硬貨)は作りたくないなぁ〜と願いつつ、何回目かのチャレンジで無事に差すことが出来た僕。先に成功したIさん、おまちどおさまでしたm(__)m これで安心して出雲大社を廻ることができる(^^;) 拝殿の裏側にある本殿は本当に見事な造りでした! メチャ、厳かな感じ。本当に八百万の神様達が勢揃いしているといっても不思議でない雰囲気がありました。 本殿に手を合わせた後は、ご恒例のおみくじを引いて(←大吉とか凶とか書いてないのが不思議な感じでした)お土産屋さんでお土産を物色するコース。どう考えてもここで買わないと明日の石見銀山では買えないような気がする……というか、職場に「出雲に行ってくる」と言ってしまった手前、ここで買わないとヤバイだろう(笑) ……と。ここでパラリと雨が降ってきた! 慌ててお土産屋さんに走る。でも、お土産屋さんでお土産を物色している間にまた止んでくれたようだ。 このまま雨も降らずに帰れるのかな? なんて甘い期待を持ちながら、お土産も買って、駐車場に向かい、運転をIさんに替わって貰って一路松江に向かおうとした瞬間、また大粒の雨が降ってきた。 でも、その時はまだすぐに止むか、これ以上酷くならないだろうとたかを括っていた。けれど、一向に雨は止まない。小降りになるどころかどんどん土砂降りの域に入ってきた。勿論、まだ通勤ラッシュの時間帯じゃないって言うのに渋滞にはまってしまう。松江に入った途端、目の前で雷光りが見えたり……(>_<) そんな状態だからガソリンを満タンにすることも出来ず、レンタカー屋さんに戻る。少々高めのガソリン代を請求されてしまったけれど、こんな雨の中、知らない土地でGSを探す気力もなく、そもそも玉造温泉に向かう電車の時刻も迫っていた。大雨が降る中、数分で駅という距離を必死に早足で歩く僕。 (嗚呼、長柄の傘を持ってきて良かった) その時、心から自分の選択が間違っていなかったことを感謝しましたよ(^^;) 勿論、こんな雨だから電車も遅れていて、宿に予定より半時間ほど遅れて到着。ちなみにそのころは、小雨になっていて傘を使わずに済みました(爆) 最後の最後に雨に捕まった感じが拭えない一日でしたが、まっ、観光している間に大雨に降られなかったことをラッキーと思った方がいいのかもしれません。出雲からの帰り道のような雨が初めから降っていたら、八重垣神社も出雲大社もキャンセルして、松江駅周辺の観光地に行っていたかも? 最後に。玉造温泉は、城崎温泉街のような雰囲気の場所でした。着いた時は真っ暗で何も見えなかったけれど、朝、窓から見えた風景はなかなか柔らかい雰囲気でした。お宿も良かったしね♪ また今度はゆっくり温泉目当てに来たいものです(^^) |