こんなかたちで正体を知られてしまって、サリーとカブは落胆していた。そこへ、よっちゃん、すみれちゃん、ケンちゃんと、よっちゃんの三つ子の弟、トンキチ、チンペイ、カンタがやって来た。サリー達にお別れに来たのだ。魔法使いでもサリーちゃんはサリーちゃんよというみんなの言葉に、うれし涙を流すサリーであった。

サリーの目に涙が、、。


さて、いよいよ別れの時が来た。庭の花とバッタがあっという間に迎えの馬車になった。みんなで最後にかたく手を握り合い、そして、サリーとカブを乗せた馬車は静かに走り出した。やがて馬車は夜空へと飛び立って行った。



「みんな元気でね。」








「さようなら!」


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