原作との比較  



原作のメルモ(上)と大人になったメルモ(下)

 原作のメルモは幼児向けマンガのせいか、1話分の枚数も少なくストーリーも展開が早く単純です。原作の話を元にしているものもいくつかありますが、アニメの方がはるかに細かく描かれています。








 また原作では、青いキャンディーを食べる際になりたいものを思い浮かべることで、看護婦などいろいろな職業の大人に変身出来るという、変身少女もの的な趣があります。

婦人警官に変身したメルモ
悪魔に化けたメルモ  反対にアニメでは大人の変身はありませんが(一度悪魔の女に変身しましたが、クリスマスの仮装パーティーの衣装をくすねたことになっていました)、ほかの動物に変身出来るという設定になっていました。








 この動物変身にも一応の科学的根拠があり、人間の胎児は魚の稚魚から始まり、いろいろな動物の胎児の形を経て人間になっていくという現象から、その進化の途中でそのまま大きくなれば他の動物になれるというものです。








 つまり赤いキャンディーふたつと青いキャンディー半分食べることにより、メルモはいろいろな動物に変身出来るのです。少々乱暴な設定ですが、子供心に妙に説得力がありました。