PLL方式FMステレオ/モノラルトランスミッタ STM303
2015.10.14


このページは過去販売していたモデルのものです。最新の情報はトップページからどうぞ。


背面の外観
底面の外観


<主な特徴>

国内FM放送帯内(76〜89.9MHz)全チャンネルで微弱電波を送信することができるFMステレオ送信器です。
電波法の規定における免許不要の微弱電波出力に対応しています。
ミニFM放送局開設、場内放送やガイド、各種催し、イベント等幅広くご使用いただけます。
別途、用途に合わせてミキサ、マイク、ケーブル等をご用意下さい。
価格は、ACアダプタ、ロッドアンテナ付 全国送料込 28,500円です。(消費税はお預かりしておりません)


<製品説明>

・電波法の規定により、実用受信可能範囲は周囲の環境や受信器の感度により変わりますが、障害物無しの見通し距離で、おおよそ半径10〜20m以内に制限されます。本器は電波出力の強度を幅広く変えることができますが、付属ロッドアンテナ使用の場合に電波法制限内となる出力で出荷しています。

・微弱電波の発信には機器の登録や許可申請、技術適合証明(技適)等は一切必要ありません。国内であればどなたでもご使用になれます。

・屋内で送信器の周囲に電波を飛ばしたい場合は、付属のロッドアンテナを本体に直接接続し、垂直に最大に伸ばして(約0.6m)使用して下さい。短くする程、発射される電波が弱くなります。また、倒れやすいのでご注意下さい。

・送信アンテナは、簡易的には付属のロッドアンテナを使用しますが、ご使用状況に合わせて市販のFM放送帯対応のものをご用意下さい。電波法の許す最大限の受信範囲を得るには、周囲に障害物が無くある程度(3〜5m)の地上高に無指向性のアンテナを設置することをお勧めします。
当方では扱っておりませんので、アンテナメーカ、販売店等にお問い合わせ下さい。一例として屋外設置用アンテナは、日本アンテナ製の受信用1素子FM専用ダイポールアンテナ「AF-1-SP」を垂直に設置し、同軸ケーブルは5C-2Vや5C-FB相当をお勧めします。
この場合インピーダンスは、ケーブルが75Ωで送信機が50Ωとなりますが、特に問題はありません。また、上記のアンテナは受信用ですが微弱電波の送信には使用可能です。

・付属ACアダプタの他、下記仕様の電源やシガーソケットが利用できます。
電圧:DC10〜15V 供給電流:200mA以上 プラグ:内径2.1mm 外径:5.5mm 極性:センタープラス
(12V電源車用シガーソケット電源ケーブルを別売1本300円で添付いたします。ご注文の際指定してください。)
(単3電池10本用電池ボックス+ケーブルを別売1セット600円で添付いたします。単3アルカリ電池、単3NiMH充電池に対応します。約12時間動作)

・送信周波数は70.0〜89.9MHzの範囲で、動作中でもスイッチにより直接設定できます。 (76.0MHzより低い周波数は国内のFM放送用周波数ではありません。性能の保証は76.0〜89.9MHzの範囲です。)

・「ON AIR」LEDは設定した周波数で正常に出力されている時に緑色点灯、電源立ち上げ時、周波数設定変更や動作異常時には赤色点灯します。

・入力は市販の一般的な据置型音響機器出力レベル(ラインレベル-10dBV)から業務用機器+4dBuに対応。市販のほぼ全てのCDプレーヤ、ミキサ出力、PCのサウンドカード出力、iPod等のポータブルオーディオに対応します。入力音声信号の最大振幅は約0.3Vから5V(peak to peak)まで対応します。入力レベルに合わせて底面のゲイン切替スイッチを選択し、背面のボリュームで調整します。

・一般的なマイクロフォンはレベルが低く、直接接続しても十分なレベルになりません。マイクを使う際はミキサなどの機器を使用して下さい。

・変調度モニタLEDが装備され、適切なレベル監視が可能です。適切な音量レベルの時緑色に点灯し、音量が過剰な時は橙〜赤色に点灯します。エンファシス後のL,R合成信号検出です。

・音声入力端子はアンバランス入力です。ステレオ(3極)のミニフォーンジャック(3.5mm)となっています。端子の接続は一般的なものと同一で、先端からL,R,GNDです。

・本器はステレオ送信とモノラル送信を底面のスイッチで切替できます。ステレオ受信するとモノラルに比べノイズが増加するため、実質的に受信エリアが狭くなります。

・モノラル送信時は、LR両方の音声が合成されます。両方のチャンネルを入力していればレベルはステレオ時とほぼ同じになります。

・内部にソフトリミッタ回路があり、底面の「CLIP」スイッチを「ON」で一定以上の音声入力のピークをクリップします。また、内部プリエンファシス後に処理するため、高域が強い場合もクリップします。受信音声が歪まない程度にクリップさせると、受信音声レベルを大きくできます。音楽など歪みを少なくしたい場合は、「OFF」にします。変調度モニタはピーククリップの後にレベル検出しています。

・底面のスイッチで、プリエンファシスのON/OFFを選択できます。通常はONで使用しますが、外部のエンファシス対応のコンプレッサ等を使う時はOFFにできます。入力音声の高域を落としたい場合(10kHzで-10dB)もOFFにします。

・本器は入力にフィルタを設けており、音声、CD等の音源を直接入力できますが、できるだけコンプレッサの使用をお勧めします。

・90MHz以上の送信対応は特注で承ることができます。

・本製品には取扱説明書は付属しません。下記のpdfファイルをご覧の上、正しくご使用下さい。
STM303 取扱説明書(pdf)


<主な仕様>

・発振方式 :PLLシンセサイザ
・送信周波数 :76.0〜89.9MHz 0.1MHz間隔
・送信電力 :最大0.1mW(-10dBm)以上 最小1μW(-30dBm)以下(連続可変)
・変調方式 :FMステレオ/モノラル(日本標準方式)
・アンテナ接続端子 :BNC-J
・音声入力 :ミニ3極フォーンジャック アンバランス方式 ステレオ
・入力インピーダンス :約10kΩ
・適合音声入力レベル範囲 :0.3〜5Vpeak to peak
・エンファシス :50μS/OFF
・音声周波数特性 :20Hz〜15kHz@2dB
・ひずみ率 :<0.1%@1kHz (THD 100%変調時)
・S/N :>70dB (JIS A 100%変調時)
・LRレベル差 :0.5dB以内
・LRチャンネルセパレーション :>40dB@1kHz (100%変調時)
・ONAIR LED :送信中=緑色 送信OFF/エラー=赤色 電源OFF=消灯
・LEVEL LED :適正レベル以下=消灯 適正レベル=緑色 レベルオーバー=橙色
・電源 :本体DC10〜15V対応 ACアダプタ 入力AC100V 50/60Hz
・本体消費電流 :150mA以下
・動作温度範囲 :+10℃〜+40℃(周囲気温)
・筐体寸法 :120mm×120mm×25mm(突起物含まず)
・本体重量 :210g(代表値 ACアダプタ含まず)
・筐体材質 :アルミニウム
・付属品 :ACアダプタ、ロッドアンテナ、周波数設定用ドライバ
・電波法、電気用品安全法(PSE)対応 国内製造 RoHS非対応

※全ての特性は送信周波数76〜89.9MHz全域において有効です。
※最大周波数偏移±75kHz=100%変調
※出荷製品は全数検査を実施しています。
※詳細は随時追加します。仕様は変更する場合があります。


<注意事項>

・許可無く設置できる微弱無線局は、電波法の規定内(無線設備から3m離れた場所で、500μV/m以下)である必要があります。また他の放送、通信に妨害を与えないよう留意して下さい。
本送信器は微弱電波に対応しておりますが、出力を調整した場合や接続するアンテナの指向性が高い場合は、法定内とならないおそれがあります。

・屋内据置使用を前提に作られています。耐候性、防水能力はありません

・日本国内でのみ使用して下さい

・パネル面の印字はこすったりすると剥離する場合があります

・ご購入後3年以内の故障は、無償修理いたします。但し筐体が開けられていないことと不適切な取扱いが無いこと、天災、過失によらないことが条件です。筐体の傷などは修理対象外です。
製造番号で購入日を管理していますので保証書は付属しません。





ミニFM局については「ミニFMでも始めてみるか。」も参考にして下さい。

ミニFM、コミュニティFM開局時の電界強度の調査や機材アンテナ設置、各種ミニエフエム局開設、イベント放送やラジオレンタルなどについてもご相談ください。

お問合せはtxDesignまでメールでどうぞ。