PLL方式FMステレオトランスミッタ STM303
2020.7.3


FMステレオ/モノラルトランスミッタ「STM303」は販売を終了しました(モデルチェンジの上、7月下旬発売予定)
後継機STM304Aの仕様


背面の外観
底面の外観


<主な特徴>

国内FM放送帯76〜95MHz(ワイドFM対応)全チャンネルで微弱電波を送信することができるFMステレオ送信器です。
電波法の規定における免許不要の微弱電波出力に対応しています。
ミニFM放送局開設、場内放送や音声ガイド、各種催し、イベント等幅広くご使用いただけます。
別途、用途に合わせてミキサ、マイク、ケーブル等をご用意下さい。
価格は、ACアダプタ、ロッドアンテナ付 全国送料込 28,500円です。(消費税はお預かりしておりません)


<製品説明>

・電波法の規定により、実用受信可能範囲は周囲の環境や受信器の感度により変わりますが、障害物無しの見通し距離で、おおよそ半径10〜20m以内に制限されます。 本器は電波出力の強度を幅広く変えることができますが、付属ロッドアンテナ使用の場合に電波法制限内となる出力で出荷しています。

・微弱電波の発信には機器の登録や許可申請、技術適合証明(技適)等は一切必要ありません。国内であればどなたでもご使用になれます。

・屋内で送信器の周囲に電波を飛ばしたい場合は、付属のロッドアンテナを本体に直接接続し、垂直に最大に伸ばして(約0.5m)使用して下さい。短くする程、発射される電波が弱くなります。また、倒れやすいのでご注意下さい。

・送信アンテナは、簡易的には付属のロッドアンテナを使用しますが、屋内用です。ご使用状況に合わせて市販のFM放送帯対応のものをご用意下さい。
一例として屋外設置用アンテナは、日本アンテナ製の受信用1素子FM専用ダイポールアンテナ「AF-1-SP」を垂直に設置し、同軸ケーブルは5C-2Vや5C-FB相当をお勧めします。
この場合のインピーダンスは、アンテナ、ケーブルが75Ωで送信機が50Ωとなりますが、特に問題はありません。また、上記のアンテナは受信用ですが微弱電波の送信には使用可能です。

・送信周波数は70.0〜99.9MHzの範囲で、動作中でもスイッチにより直接設定できます。 FM補完放送(90〜95MHz ワイドFM)周波数帯の送信も可能です。別途マイナスドライバをご用意ください。 (76MHzより低い周波数及び、95MHzより高い周波数は国内のFM放送用周波数ではありません。性能の保証は75〜95MHzの範囲です。)

・「ON AIR」LEDは設定した周波数で正常に出力されている時に緑色点灯、電源立ち上げ時、周波数設定変更や動作異常時には赤色点灯します。

・入力は市販の一般的な据置型音響機器出力レベル(ラインレベル-10dBV)に対応。市販のほぼ全てのCDプレーヤ、ミキサ出力、PCのサウンドカード出力、iPod等のポータブルオーディオに対応します。 入力音声信号の最大振幅は約0.2Vから4V(peak to peak)まで対応します。入力レベルに合わせて背面のボリュームで調整します。

・一般的なマイクロフォンはレベルが低く、直接接続しても十分なレベルになりません。マイクを使う際はミキサなどの機器を使用して下さい。

・本器の入力コネクタは、3.5mmステレオミニジャック、アンバランスです。片側が3.5mmステレオミニプラグの、音声送出する機器と適合するシールドケーブルを別途ご用意ください。

・変調度モニタLEDが装備され、容易に音声レベル監視が可能です。適切な音量レベルの時は緑色点灯、過剰な時は赤色に点灯します。

・本器はステレオ送信とモノラル送信を底面のスイッチで切替できます。ステレオである必要が無い場合、モノラル変調の方が受信ノイズが減り、実質的に受信エリアが広くなります。 モノラル送信時は、LR両方の音声が合成されます。両方のチャンネルを入力していればレベルはステレオ時とほぼ同じになります。

・市販の12V出力モバイルバッテリーが使用可能です。出力電源プラグが外径5.5mm 内径2.1mm 極性:センタープラスが適合します。容量10,000mAh(3.7V)で10時間程度動作します。

・使用部品の変更等に伴い、外観が本ページ掲載の写真と少し異なる場合がございます。

・本製品には印刷の取扱説明書は付属しません。下記のpdfファイルをご覧の上、正しくご使用下さい。
STM303 取扱説明書(pdf) 対象の製造番号:303930〜303999


<主な仕様>

・発振方式 :PLLシンセサイザ
・送信周波数 :75.0〜95.0MHz 0.1MHz間隔
・送信電力 :最大0.3mW(-5dBm)以上 最小1μW(-30dBm)以下(連続可変)
・スプリアス :-65dBm以下@0〜1GHz
・変調方式 :FMステレオ/モノラル(日本標準方式)
・アンテナ接続端子 :BNC-J
・音声入力 :ミニ3極フォーンジャック(φ3.5) アンバランス方式 ステレオ
・入力インピーダンス :約3kΩ
・適合音声入力レベル範囲 :0.2〜4Vpeak to peak
・エンファシス :50μS
・音声周波数特性 :20Hz〜17kHz@3dB
・ひずみ率 :<0.1%@1kHz (THD 100%変調時)
・S/N :>70dB (JIS A 100%変調時)
・LRレベル差 :0.5dB以内
・変調度偏差 :1dB以内@75〜95MHz
・LRチャンネルセパレーション :>40dB@1kHz (100%変調時)
・ONAIR LED :送信中=緑色 送信OFF/エラー=赤色 電源OFF=消灯
・LEVEL LED :レベル約50%未満=消灯 レベル約50%以上=緑色 レベルオーバー=赤色
・電源 :本体DC12V ON/OFFスイッチ付 ACアダプタ:入力AC100V 50/60Hz
・本体消費電流 :<140mA
・仕様温度範囲 :+10℃〜+50℃(周囲気温)
・筐体寸法 :120mm×120mm×25mm(突起物含まず)
・本体重量 :210g(代表値 ACアダプタ含まず)
・筐体材質 :アルミニウム
・付属品 :ACアダプタ、ロッドアンテナ
・電波法、電気用品安全法(PSE)対応 国内製造 RoHS非対応

※全ての特性は送信周波数75〜95MHzにおいて有効です。
※100%変調=最大周波数偏移±75kHz
※出荷製品は全数検査を実施しています。
※詳細は随時追加します。仕様は変更する場合があります。


<注意事項>

・許可無く設置できる微弱無線局は、電波法の規定内(無線設備から3m離れた場所で、500μV/m以下)である必要があります。また他の放送、通信に妨害を与えないよう留意して下さい。
本送信器は微弱電波に対応しておりますが、出力を調整した場合や接続するアンテナの指向性が高い場合は、法定内とならないおそれがあります。

・屋内据置使用を前提に作られています。耐候性、防水能力はありません

・日本国内でのみ使用して下さい

・パネル面の印字はこすったりすると剥離する場合があります

・ご購入後3年以内の故障は、無償修理いたします。但し筐体が開けられていないことと不適切な取扱いが無いこと、天災、過失によらないことが条件です。筐体の傷などは修理対象外です。
製造番号で購入日を管理していますので保証書は付属しません。



ミニFM局については「ミニFMでも始めてみるか。」も参考にして下さい。

ミニFM、コミュニティFM開局時の電界強度の調査や機材アンテナ設置、各種ミニエフエム局開設、イベント放送やラジオレンタルなどについてもご相談ください。

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