FMステレオトランスミッタSTM301 09.3.24 このページは過去販売していたモデルのものです。最新の情報はトップページからどうぞ。 製品外観 ![]() 前面 ![]() 背面 (音楽CDジャケット2枚重ね程度の大きさです) <主な特徴> FM放送帯で微弱電波を送信することができる屋内据置小型FMステレオ送信器です。 電波法の規定における許可・免許不要の電波出力に対応しています。 ミニFM放送、場内放送やガイド、各種小規模な催し、イベント等にもご使用いただけます。 別途アンテナが必要です。また、用途に合わせてミキサ、マイク、ケーブル等をご用意下さい。 価格は、本体、ACアダプタ付 38,000円(送料別)です。 <製品説明> ・電波法の規定により、実用受信可能範囲は障害物無しの環境において、ポケットラジオで半径20m、カーラジオで40m程度に制限されます。本器は電波出力の強度を幅広く変えることができますが、一般的な無指向アンテナ(ダイポール)使用の場合に電波法制限内となるように調整し出荷します。アンテナ種類や設置環境、ケーブル長、送信周波数等により実際の電波強度は変化します。使用環境に合わせて電波法制限内最大に出力を調整したい場合は、専門知識と測定器が必要です。 ・アンテナは市販のFM放送帯対応のものをご使用状況に合わせてご用意下さい。電波法の許す最大限の受信範囲を得るには、周囲に障害物が無くある程度(3〜5m)の地上高に無指向性のアンテナを設置することをお勧めします。当方では扱っておりませんので、アンテナメーカ、販売店等にお問い合わせ下さい。一例として屋外設置用アンテナは日本アンテナ製の受信用1素子FM専用アンテナ「AF-1-SP」を垂直に設置し、同軸ケーブルは5C-2V相当をお勧めします。 簡易的に送信器の周囲に電波を飛ばしたいだけであれば、本体に直接接続でき、伸縮可能なロッドアンテナをお勧めします。コメット製 「BNC-W100R」等が適合します。 ・送信機本体からの電波漏洩は非常に低レベルであり、周囲に与える影響や送信電波との干渉も極小です。接続するケーブルからの電波放射も抑えられています。 ・送信周波数は3つのロータリースイッチにより動作中でも直接設定できます。3つのスイッチの並び順に、○○.○MHzに設定します。 ・「LOCKED」LEDは設定した周波数で正常に出力されている時に緑色点灯、電源立ち上げ時、周波数設定変更や動作異常時には赤色点灯します。電源投入後、周波数がロックするまで1分程度かかります。この間LEDは赤色となり、電波出力は自動的に最低レベルに絞られます。 ・入力は市販の一般的な据置型音響機器出力レベル(ラインレベル)から業務用機器+4dBuにも対応。市販のほぼ全てのCDプレーヤ、ミキサ出力、PCのサウンドカード出力に対応します。また、本器はバランス入力ですが、一般民生機器のアンバランスにも対応します。 ・音声入力端子は、L/R別々にTRS(3極)標準フォーンジャック(6.3mm)となっています。2極のプラグでも入力できます。 ・一部のポータブル機器や一般的なマイクロフォンはレベルが低く、直接接続しても適正変調になりません。その際はミキサなどの機器を使用して下さい。また、約7Vp-p以上の入力はクリップします。 ・レベルモニタLEDが装備されています。通常は緑色に点灯しますが、標準変調レベルの約130%(±100kHzDeviation)を超えるピークレベルを検出すると約0.2秒赤色点灯します。赤色点灯は過変調(レベルオーバ)です。赤色点灯する場合は「DEVIATION」調整ボリュームを反時計方向に回し、変調レベルを下げてください。 ・「DEVIATION」LEDは電源電圧モニタも兼ねています。電圧が低下すると消灯します。 ・本器は入力にフィルタを設けており、CD等の音源を直接入力できますが、マルチバンドコンプレッサ等でFM放送の特性に適した処理を行った方が、より品質の高い放送を行えます。 ・電源スイッチは上に倒すとステレオ送信、下に倒すとモノラル送信、中央が電源OFFです。電波出力を継続したままステレオ・モノラルを切り替えることはできません。一旦電源がOFFになります。 ・モノラルはL+R信号のみの完全なモノラル送信です。L,R音声入力を合成し変調します。 ・本器に対応する各ケーブル等を別途ご用意し添付することもできます。ご相談ください。 <仕様> ・送信周波数 :76.0〜90.0MHz 0.1MHz間隔 ・発振方式 :PLLシンセサイザ方式 ・送信周波数安定度 :<±5ppm ・送信電力 :最大0.1mW(-10dBm)以上 最小0.01μW(-50dBm)以下(連続可変) ・送信電力安定度 :2dB以内 ・送信電力周波数偏差 :2dB以内 ・スプリアス :<-65dBm(高調波含む、0〜2.2GHz、全出力範囲) ・出力インピーダンス :公称50Ω ・出力リターンロス :15dB以上(VSWR<1.5) ・変調方式 :FMステレオ/モノラル ・アンテナ接続端子 :BNC-J ・音声入力端子 :TRS標準フォーンジャック(1/4")×2 ・音声入力 :バランス方式(アンバランス対応) ・入力インピーダンス :約6kΩ ・同相電圧除去比(CMRR) :50dB以上 @100Hz ・定格音声入力レベル :+4dBu(±10dB連続可変) ・音声周波数特性 :20Hz〜15kHz 偏差1dB以内 ・音声入力フィルタ減衰量 :>30dB@19kHz ・変調レベル偏差 :1dB以内(@送信周波数76〜90MHz) ・変調レベル安定度 :1dB以内 ・LRレベル差 :0.5dB以内 ・過変調検出 :100kHz±5%(DEVIATION) ・プリエンファシス :50μsec(日本国内仕様) ・LRチャンネルセパレーション :>50dB@1kHz (ステレオ100%DIV) ・ステレオパイロット周波数 :19kHz±5Hz ・パイロット信号変調度 :8〜10%(DEVIATION) ・サブキャリア漏洩 :>1%(DEVIATION) ・THD+N :<0.1%@1kHz (ステレオ100%DIV) ・S/N :>70dB@20Hz〜15kHz(ステレオ100%DIV) ・モニタLED :送信出力、過変調、低電圧 ・電源 :本体DC15V、ACアダプタ使用AC100V 50/60Hz ・本体消費電力 :<3W ・電源スイッチ :ステレオ/モノラル切替兼用 ・性能保証温度範囲 :+10℃〜+40℃(周囲気温) ・動作温度範囲 :-10℃〜+50℃(周囲気温) ・筐体寸法 :120mm×111mm×22mm(突起物含まず) ・筐体材質 :アルミニウム ・付属品 :ACアダプタ、取扱説明書 各1 ※全ての特性は送信周波数76〜90MHz全域において有効です。 ※出荷製品は全数性能検査を実施しています。また、24時間以上のエージングと+50℃の温度特性の確認も全数行い、上記仕様を満たすことを保証します。 ※詳細は随時追加します。仕様は変更する場合があります。 <評価環境> チューナ :SONY ST-S333ESJ インピーダンスアナライザ :MFJ-259B スペクトラムアナライザ :Anritsu MS2601A 直線検波器 :meguro MDA-453 セパレーションメータ :National VP-7621A ゲイン・フェーズアナライザ :hp 4194A オーディオ測定 :WaveSpectra(オーディオインターフェイス:ESI Juli@ ) <注意事項> ・許可無く設置できる微弱無線局は、電波法の規定内(無線設備から3m離れた場所で、500μV/m以下)である必要があります。また他の放送、通信に妨害を与えないよう留意して下さい。 ・屋内据置使用を前提に作られています。耐候性、防水能力はありません ・日本国内でのみ使用して下さい ・パネル面の印字はステッカですので、強くこすったりすると剥離する場合があります ・ご購入後3年以内の故障は、無償修理いたします。但し筐体が一度も開けられていないことと不適切な取扱いが無いことが条件です。筐体の傷などは修理対象外です。 お問合せはtxDesignトランスミッタ担当 ![]() ミニFMについては「ミニFMでも始めてみるか。」も参考にして下さい。 ![]() |