the holy wings
〜epilogue〜
救い出した女王を辺境の惑星に避難させた後、守護聖らは”古き城跡の惑星”にて侵略者・皇帝レヴィアスと対峙した。
苦戦を強いられたが勝利、宇宙を奪還する。
「随分と遠回りしてしまったな」
ジュリアスは未だ補佐官の裁断でベッドに縛られているアンジェリークの黄金の巻毛を指で玩んでいる。
「そうね。でも、だからこそ互いの心を底まで理解出来る様になれたと思うの。女王試験の時に想いに流されていたら、後悔していたわ。きっと、今程満ち足りて幸せな気持ちにはなれなかった」
「そなたは全てを明日の糧に出来るのだな。」
「あなたの微笑みも、宇宙の生命の息吹も全て私の糧。どちらが欠けても生きていけないの」
そっとアンジェリークはジュリアスに唇を寄せる。
ジュリアスは指を巻毛からはずし、アンジェリークを抱き締めて・・・・・。
「クラヴィス様・・・・・。窓を開け放たれるなどお珍しい・・・・・」
「良い風が吹いている。女王の聖翼はためく風だ」
「は?陛下の風、でございますか?」
「幸福な女王、幸福な宇宙、そして幸福な私・・・・・か。リュミエール、この風に調べを」
「はい、それでは」
〜end〜
カウンター3000番HITはとみ様へ花音より感謝と愛を込めて
花音さんのコメント
お待たせ致しました。
で、お待たせした挙句がこんな作品で申し訳ございません。
短編の予定がどんどん長くなりこの様な構成になってしまいました。
ジュリ×リモ陛下・禁断の愛・誰かがアンジェに振られる(クラ様お一人になっちゃいましたが)・最後はハッピーエンド。
何とかリクエストは詰め込んだつもりなのですが。
それにしても、ウチのクラ様よくしゃべる。
一体アンタ誰?状態・・・・・。
あああ〜もう書き逃げさせて下さいぃぃぃ〜!(猛ダッシュ)
あら、うふふ。ステキじゃないですか。こちらも頑張って壁紙を…イメージに合って色を選んだつもりですが…。
創作いただくのって本当に嬉しいです。イラストとまた違ったうれしさ!
でもジュリさま痛いのってなしになったんですか?
…いや、でも「天空」の間中、ジュリアスさまはさぞや心を痛めたはず…
(コレットと仲睦まじくやってる場合じゃないけど自分でプレイする時はやっぱりねえ…)
もう最後がハッピーならいいんですよ!ああ、甘々っていいわあ…(はとみ)