使用方法




新規にプロジェクトを作る
ソースファイルを作る
プロジェクトへソースを取り込む
コンパイル(ビルド)してみる
シミュレータを使ってみる
拡張子を表示させる


新規にプロジェクトを作る

新規にプロジェクトを作ります。
PICC LITEが対応するものを選択しましょう。今回は12F675を使います。
Active Toolsuiteで、以下の様にPICC Toolsuiteを選択しておきます。
Locationは、統合時に設定したものが入っているはずなので、そのまま次へ進みます。
プロジェクト名を入れます。適当な名前とフォルダーを用意します。
フォルダーが存在しない場合は、ここで作ることができます。
ここで、ソースがあればAddボタンで取り込む事ができます。今回はまだ、ソースをもってきてないので、とりあえず次にいきます。
これで、プロジェクトが完成しましいた。

ソースファイルを作る

以下の様にNew Fileボタンを押して、空のファイルを表示させます。
ファイルの入れる方法は色々ありますが、今回は、空のファイルへ、ソースをコピーアンドペーストで貼り付けました。
ソース入力後、[X]を押すと、セーブするか聞いてきますので、先ほどつくったプロジェクトのフォルダー部分にセーブします。

プロジェクトへソースを取り込む

先ほど作ったソースファイルをプロジェクトへ追加します。
Source Filesの部分を右クリックしてAdd Files...を選択します。
そして、先ほど作ったファイルを選択して開きます。
プロジェクトに取り込まれました。
ダブルクリックすると開く事が出来ます。
これでコンパイルとかシミュレートとか色々できますが、更に使いやすくするために、行番号表示と日本語が使える設定を行います。この設定はプロジェクト単位で行います。メニューバーのEdit -> Properties...をクリックします。
このプロパティは、ティストエディタか、プロジェクトが開かれていない場合は不可視のメニューになっています。
Editor タブでは、Line NumberとAuto Indentにチェックする事で、行番号を表示し、自動的にタブをいれてくれるようになります。
Textタブで、日本語を使えるように設定します。Select Fontボタンを押します。
フォント名にはTerminalフォントを選びます。(説明では、古いスクリーンショットを使っていますが、設定は以下の方法をご使用ください)

Windows2000の場合
バージョン フォント名 スタイル サイズ 書体の種類
MPLAB 7.52以前 Terminal 標準 9 (5,6,9,12,14で好みを選択)5-豆粒、6-倍角小、9-標準、12-倍角大、14-半角大 OEM/DOS (日本語を選択すると等倍にならない)
MPLAB7.52
MPLAB7.52の場合は不具合対策後に設定してください
MS ゴシック 標準 10 日本語(等倍では無い)

Windows XPでは、特に設定をしなくとも漢字は出ると思います。
終わったらOkを押して完了します。
漢字を打ってみました。きちんと漢字が使えることが分かります。

コンパイル(ビルド)してみる

コンパイルする前に、Build Optionsのボタンを押します。これは、プロジェクトを開いた最初の1回だけ行ったほうがよいです。
PICC Linkerのタブをクリックし、Inherit global settingsの部分がxxxxxx.hexになっているかを確認します。
これがxxxxxxxxxx.cofになっていると、hexを作りません。その場合は、Restore Defaultsボタンを押してOkを押します。
(MPLAB6.43以降では改善されています)
次にMakeボタンをクリックするか、F10キーを押します。
そうすると、成功した場合は、以下の様になります。このOutput windowsは[x]で消しても構いません。
これで、PICに書く準備は出来たわけです。

シミュレータを使ってみる

MPLAB6.43以降のバージョンでは、それ以前のバージョンで生成されたファイルの互換性に問題があります。これが原因で、古いMPLABでビルドしたファイルを使って、新しいMPLABのMPLAB SIMを動作させると、ソースリストレベルでのAnimate機能が使えない問題があります。

対策方法は、

  1. プロジェクトフォルダーに生成されているtempファイルを削除
  2. 古いMPLABで作成したファイル群(cof,mcp,mcw,symなど、c,h以外の拡張子を持ったファイル)は全て消す
  3. プロジェクトを作成しなおす。


以上3点を行えば、animateの機能が動くようになります。
animateの速度はDebugger->Settings...の Debugger Animateタブを開くと1ms単位で変更する事が可能です。
ビルドした結果で*.cofのファイルしか作らない問題がありましたが、現在の MPLAB6.50+ Hitec PICC +修正ファイル適用で、デフォルトオプションが-O"$(TARGETBASE).cof" -O"$(TARGETBASE).hex"に修正されたため、cofとhexの両方を出力するようになります。Output windowには、Loaded xxxxxxxxxxx.cofというような表示になって、hexができていないような錯覚が生まれますが、プロジェクトファイルにはhexができあがっています。
cofファイルについては、このファイルが生成される事により、シミュレーションが可能となります。つまり、cofファイルがないと、上記MPLAB SIMのAnimate機能が使えない事になります。
シミュレータを使うには以下の様にクリックしてMPLAB SIMを使えるようにします。これは、プロジェクト毎の設定となります。
とりあえずリセットを押します。
以下のボタンを押すと、リストに→が表示されながらプログラムの実行部分をリアルタイムで知らせてくれます。
三角の1つのほうは、アニメーションなしで、動きます。
このボタンで停止させる事が出来ます。
入力のシミュレートもできます。
このように、スイッチを割り当てて、動作させながらスイッチの入力確認なども可能です。
アセンブラを表示する事も可能です。
シミュレートする時はアセンブルリストにも矢印が表示されます。
セーブする時はFile -> Save Workspace を選択してセーブします。

拡張子を表示させ

拡張子が見えないと誤った操作の元になります。マイコンピュータを開き、以下の様に設定を変更しておくことをおすすめします。




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