Windows Update永久ループの問題対処 (KB936181,KB941833,KB954430問題等)


※検察エンジンなどでKB936181などを検索してこのページを直接ご覧になった方へ

この内容はMPLABというアプリケーションをインストールした後に起きるWindows Updateの永久ループの対処方法を紹介しております。
他のアプリケーション等をインストールした後に同様な症状が起きた方への解決策になるかもしれません。ホーム


環境によっては、KB941833の永久ループも発生する場合もある模様です。そのときの解決はこちらを参照してください

MPLAB IDE ver8.15aまでのバージョンについて、日本語windows2000sp4、XP、Vistaをお使いの方は、MPLAB IDEをインストールするとWindows UPdateに支障をきたす場合があります。(出ない場合もあると報告されています)。
最初に以下の準備を行います。
日本語windows XP sp3についても、KB951376の更新後(2008/6/21)以降、この問題が発生する場合があるようです。

MPLAB IDE 8.30とWindowsXP SP3との組み合わせでも、KB954430でWindows Update永久ループが発生した報告例があります。そのときはKB954430日本語版のファイルをダウンロードしておき、下記修正手順のKB936181と同様に処理することで解決したとの事でした。


このような似たような現象がありましたら、是非当BBSへ報告していただけると有難いです。


現在永久ループが発生するWindows Update 2009/5/15現在
KB936181
KB941833
KB954430

現象

MPLAB IDE8.15aを含む以前のバージョンをインストールした以降に、「MSXML 4.0 SP2 (KB936181)」がWindowsUpdateのアップデート動作を何度も繰り返す。


windows2000、XP(〜sp2)、Vistaで問題が発生し、またwindows XP sp3では、自動更新などでKB951376(2008/6/21)適用後に出る模様です。(いずれも日本語版)

但し、この現象が現れないPCも存在するとの情報もありますので、windows自動更新を無効にしてMPLABインストール後に、手動カスタムで更新ファイルにKB936181が出ないことを確認してみてください。

原因の推測

MPLABのData1.cabを覗くと、
msxml4.dll.sxs.2E8D8EBB_CC16_45E1_BBCA_CB1ED881EDB7
msxml4.Manifest.sxs.2E8D8EBB_CC16_45E1_BBCA_CB1ED881EDB7
msxml4.cat.sxs.2E8D8EBB_CC16_45E1_BBCA_CB1ED881EDB7
msxml4r.dll.sxs.2E8D8EBB_CC16_45E1_BBCA_CB1ED881EDB7
msxml4r.Manifest.sxs.2E8D8EBB_CC16_45E1_BBCA_CB1ED881EDB7
msxml4r.cat.sxs.2E8D8EBB_CC16_45E1_BBCA_CB1ED881EDB7
msxml4.dll.246EB7AD_459A_4FA8_83D1_41A46D7634B7
msxml4r.dll.246EB7AD_459A_4FA8_83D1_41A46D7634B7
msxml4a.dll.246EB7AD_459A_4FA8_83D1_41A46D7634B7
これらが英語版であることが原因と思われます。これらが何らかの方法で日本語版になれば解決しそうですが、その案は今の所ありませんので、対処療法という形でインストールの手順を工夫することにします。
なお、この操作はwindowsの知識が多少必要になります。

修正手順

要約すると、問題が起きたらwindows(microsoft)自動更新を切ってから、マイクロソフトから供給されている日本語版のKB136181で以前のKB636181をアンインストールしてから、再度それでインストールして、自動更新を手動で実行し確認するものです。

1 MPLABとKB936181-jpnファイルを用意しておく
2 Windows自動更新を無効にする
3 WindowsUpdateを手動カスタム更新しておく
4 MPLABをインストールする(インストール後必ず再起動させる)
5 KB936181-jpnを起動してRemoveして必ず再起動させる
6 もう一度KB936181-jpnを起動してインストールして必ず再起動させる
7 WindowsUpdateを手動カスタムで動作させKB936181のアップデートがない事を確認
8 必要に応じてWindows自動更新を有効にする


手順の詳細

手順ではwindows XP 日本語版 service pack 3を例にして解説しています。

◆MPLABとKB936181-jpnファイルを用意しておく

用意するファイル
 「MPLAB」インストールファイル
 「msxml4-kb936181-jpn.exe」ファイル


◆Windows自動更新を無効にする

コントロールパネルからセキュリティセンターをクリックして、自動更新を無効にします。
これを行わないと、作業途中でwindows Updateが始まったりしてしまい、作業が大変になってしまいます。










当然ですが、

このような表示になります。





◆WindowsUpdateを手動カスタム更新しておく

windows updateを手動で済ませておきます。たいていの場合はスタートメニューを開くとWindowsUpdateがあります。



カスタムを使用して、更新を行います。更新を行う場合、インターネットエクスプローラなどが7になる事もあるので、必要に応じて項目を選択してください。
ページが完全に表示されていないまま、カスタムをクリックした時、Windows Updateが停止する場合があります。その場合は、ブラウザを一旦閉じてから再度Windows Updateを行います。


インストールされるファイルにより、再起動となる場合があります。Windows Updateを何度も手動で繰り返し、インストールをするものが無くなるまで続けます。





◆MPLABをインストールする(インストール後必ず再起動させる)

次に、MPLABをインストールします。最後に再起動するかを聞いてきますので、
再起動します。

自動的に再起動したら、Windows Updateを手動で行いカスタムで検出してみてください。ページが完全に表示されていないまま、カスタムをクリックした時、Windows Updateが停止する場合があります。その場合は、ブラウザを一旦閉じてから再度Windows Updateを行います。

MSXML 4.0 SP2 (KB936181)が検出された場合は、検出されてもアップデートせずブラウザをそのまま閉じ、引き続き次ぎの手順に進みます。

もし検出されない場合は、以降の操作は必要ありません。任意で自動更新を有効にするなどで元に戻し、インストールを終了します。





◆KB936181-jpnを起動してRemoveして必ず再起動させる

先ほどダウンロードしておいた「msxml4-kb936181-jpn.exe」ファイルを起動します。

起動するとアプリケーションの削除動作になります。通常では英語でメッセージ(場合によっては、日本語の場合もあります)が出ますのでNext(次へ)をクリックします。


3種類の選択ボタンが英語で表示されますが、そこは「Remove」(もしくは削除)を選択ます。


Remove」(もしくは削除)を選択ます。


セットアップウイザードが開始されるので、数十秒待ちます。



Finish
(もしくは完了)で終了します。



この操作後は、必ずwindowsを再起動してください。
再起動しないと、反映されないようです。





◆もう一度KB936181-jpnを起動してインストールして必ず再起動させる

先ほどの「msxml4-kb936181-jpn.exe」ファイルを、再度起動させますと、今度はインストール動作となります。日本語のダイアログに変わり、インストール画面が表示されます。



以下、赤の囲みをクリックしていきます。


ユーザー名は入れなくてもインストールできる様ですが、何か入れておきます。






この操作後は、必ずwindowsを再起動してください。
再起動しないと、反映されないようです。



◆WindowsUpdateを手動カスタムで動作させKB936181のアップデートがない事を確認

これでwindows updateをカスタムで行ってみましょう。
ページが完全に表示されていないまま、カスタムをクリックした時、Windows Updateが停止する場合があります。その場合は、ブラウザを一旦閉じてから再度Windows Updateを行います。



このように表示されれば成功です。


あとは、任意で自動更新を有効にするなどで元に戻します。



どうしてもこの問題を解決できなかった場合

上記の対策を行ったのにも関わらず、この現象が解決できない場合もあります。(私がそうでした)以下の方法を選択して解決してください。
  • 同じことをセーフモードで試す。
  • マイクロソフトのサポート情報を利用して対策する。 たとえば「Microsoft Update、Windows Update または自動更新機能がセキュリティ情報 (MS07-042) の更新プログラム (936181) を繰り返し検出する」など。
  • マイクロソフトバーチャルPCを利用して、その中で環境を構築する。(OSの再セットアップよりは労力を要しません)
  • Windows updateの項目で、MSXML4 (KB936181)を除外する。(英語版のMSXML4が導入されているので、問題はないと思いますが詳しい事は分からないので、どういう影響になるかは分かりません。)
  • Windows updateを行わない。検出されても無視する。(セキュリティの問題があります。オフライン向け。)
  • OSの再インストール後に、セットアップを行う。(推奨)
  • 英語版OSがあればそれに変えてみる。(元々英語圏ソフトなので、これが一番推奨となります)

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2009/5/15 MPLAB IDE8.30+WindowsXP SP3でKB954430の永久ループが発生する事例紹介
2009/1/28 MPLAB IDE 8.15aまでの対策としての説明に変更
2008/10/17 KB941833の件追加
2008/8/22 説明変更
2008/6/25 説明変更
2008/4/30 説明変更
2008/4/16 説明追加
2008/4/12 詳細説明追加
2008/3/30 詳細説明追加
2008/3/23 新規作成

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