おまけ

 ここでは愛国号の情報収集に伴って入手した海軍報国號の絵葉書から、幾つかの零戦のパターンをあげてみます。
絵葉書に使用されている機種は21型のようで、地上状態と空中状態の2種類でセットになっているようです。 空中状態は背景を各種軍艦と組み合わせて様々なパターンが生み出されていますが、一式戦などの陸軍機が数種類の実機写真を修整しているのとは異なり、零戦(私が知るか限り海軍機全般)は1つのオリジナル写真を用いているようです。 その空中写真でも、引き込み式の尾輪が出たままなのは、ご愛敬でしょうか。

地上状態


報国1524「宗谷號」
 零戦は左翼にピトー計測管を持っていますので、こちらがオリジナル写真に近いでしょう。
 

報国632「南鮮合同電気號」
 こちらは右翼にピトー管が移動してしまってます。左右を逆転させている方の絵葉書写真ですね。
 

報国4579「第一翼賛飯田號」
 終戦近いせいでしょうか。主翼への報国号番号や献納者の書き込みがありません。報国4580「第二翼賛飯田號」の絵葉書も同様になっています。
 

空中状態


報国646「城端織物號」
 艦隊を正面から捉えている背景が使われています。
 

報国648「富山地下足袋號」
 煙モクモク。軍艦には詳しくないのですが、こんなに黒煙を吐くものなのでしょうか。
 

報国945「戸畑市民號」
 空母ですね、やけにのっぺりとしていますが。着艦しようとする背景の1機がいいですね。
 

報国982「荒川號」
 航跡とたなびく煙。一幅の画ですが、妙にバランスが悪いように思えます。
 

報国1075「福岡警察警防號」
 昭和18年1月に命名。
 

報国1423「宇品號」
 絵葉書画像提供、宇吹 曉 氏。
 

報国1649「伊豫石川號」
 見にくいですが、高射砲でしょうか。左下端に写っています。
 

報国1682〜1685「第一〜第四揖保郡民號」
 機種を下げ、突っ込もうとしている4機編隊です。
 

報国1830「金沢貯蓄銀行號」
 背景は、潜水艦のようです。
 

報国1931「東京音楽学校號」
 

報国2588「秋保號」
 

報国2649〜2650「第一〜第二・三豊號」
 こちらは2機編隊です。
 

報国2730「小田號」 背景が報国1931の逆パターンのようです。
 

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