書籍名 | 出版社 | 出版年 | 著者/ライター | 概要 | 掲載ページ |
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愛国第十四「若越」號、高射砲第九「福井」號 献納報告書 | 福井連隊区司令部内 飛行機献納取扱委員 | 昭和7年6月 | - | 愛国14「若越」号、高射砲第九「福井」号の献納報告書。「若越」号、高射砲第九「福井」号の写真各1枚、命名式写真2枚。献金美談が数ページで、あとは献金者名簿。 | 厚 12mm |
軍用飛行機献納記 | 兵庫県教化団体連合会 | 昭和7年8月 | - | 報国2「兵庫」号、愛国19「兵庫」号の献納式写真、献納運動経過、命名式記録、収支決算、献納者名簿、美談集者。 西宮市立図書館 所蔵書。 |
全 142 |
昭和7年10月 献納者芳名録 |
帝国在郷軍人会岐阜支部 | 昭和7年10月 | - | 岐阜県献納品(含む 愛国54「岐阜」号)の献納者名簿。 岐阜県立図書館 所蔵書。 |
全 190 |
航空界の今昔 | 日本航空研究所 | 昭和8年2月 | - | B4横版の大型写真帖で、次の愛国号の写真が掲載されています。 |
全 75 |
満州事変 愛国献品記念録 ![]() |
陸軍省 | 昭和8年8月 | - | 満州事変に際しての、飛行機から戦車、自動車、銃砲類、鉄兜までの献納品が掲載されている写真帖というか、記念誌です。 | 全 56 |
航空大写真帖 | 研文書院 | 昭和9年12月 | 防空知識普及会 | 防空(航空)知識普及のための、軍のプロパガンダ的写真帖。愛国号の写真の他、巻末に愛国1〜119号、報国1〜71までの一覧表があります。 | 全 170 (文68) |
三越號 陸軍愛国第七十七號 海軍報国第八十一號 献納記念寫眞帖 |
株式会社 三越 | 昭和11年1月 | - | 三越献納機の記念写真帖。 時期的に愛国号命名式(S8.5.14)より報国号命名式(S10.6.28)の方が近いためか、陸軍機編は12ページと少なめ。愛国77号の製造番号もハッキリ写っている写真はなし。 |
全 48 |
海の荒鷲 | 愛国婦人会 | 昭和13年7月 | - | 支那事変当時の海軍のプロパガンダ誌。愛国婦人会が発行していた『海軍報国献金美談』のシリーズではないかと思われます。 報国1〜208号(抜けあり)名称、献納者、機種、命名式期日の一覧を掲載。 |
全 170 (文68) |
陸海軍戦闘機献納報告書 付 組合概要 |
東京鋳物工業組合 | 昭和14年12月 | - | 昭和14年に東京鋳物工業組合から献納された「東京鋳物」号戦闘機(愛国325号、報国294号)に関する記念報告書で、献納金額や献金者、各号の献納命名式の様子が掲載されています。 | 全 232 |
闘ふ陸の荒鷲![]() |
集英社 | 昭和16年2月 | - | 幾つかの愛国号の消息と、愛国492号までの愛国号名と献納者の一覧。 | 全 98 |
餘馨 献納飛行機命名式並記念華会 |
華道家元 | 昭和17年5月 | - | 華道池坊の陸海軍機献納記念誌。愛国584「華道池坊」九七式戦闘機、愛国424「華道池坊」八八式7cm高射砲、報国478「池坊號」を献納。 面白いのは陸軍からの感謝状に九七式戦闘機と明記されていることで、初めてみました。大抵は「戦闘機」とか「軽爆撃機」等なのですが。 報国号は絵葉書写真では九六戦ですが、時期から言って零戦でしょうか?(零戦21型の写真があります) |
全 45 |
城端織物號 献納機命名式記念帖 |
城端織物組合 | 昭和17年6月以降 | - | 富山県の城端織物組合が、報国646「城端織物號」を献納した際の命名式(S17.6.7)の様子を収めた記念写真帖。 | 全 35 |
陸海軍用機![]() |
日本写真師団 | 昭和17年12月 | - | 全国の写真館の団体である日本写真師団が献納した陸海軍機(愛国1258、報国841)の献納者名簿。所沢の喜多川さんや立川の新井さんの名前もあります。 | 全 65 |
書籍名 | 出版社 | 出版年 | 著者/ライター | 概要 | 掲載ページ |
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航空事情(85〜143) | 陸軍航空本部内 航空会 | 戦前 | - | 戦前の月刊誌ですが、数ヶ月に1回、愛国号既見表というのが掲載されており、一覧できます。 図書館でコピーしたのを除けば、私は94号(S7-8)しか持ってませんが。 |
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Pictorial History of Japanese Military Aviation |
Book Club Edition,Ian Allan LTD | 1974 | Eiichiro Sekigawa | 鮮明な印刷ではありませんが、次の愛国号の写真が出ています。 |
全234(本文144) |
別冊 1億人の昭和史 日本航空史 日本の戦史別巻B |
毎日新聞社 | 1979 | - | 献納機(愛国機、報国機)のコーナーで愛国号が6機紹介されています。このコーナーの他にも3機ほどの写真が掲載されています。 | 231〜235 |
航空情報 '84-2,3,12 | 酣燈社 | 1984 | 横井 忠俊 | 海軍報国号についての第一級資料です。戦前から収集されているため、判明機数はかなりの数に上っています。 私も数機、協力させて頂きました。 |
- |
国防婦人会 日の丸とカッポウ着(黄版 298) |
岩波新書 | 1985 | 藤井忠俊 | 国防婦人会の解説の前段階として、献金運動を社会情勢と照らして解説。「満州事変時に招集され出兵した東北信越の兵士の地元民が早くから献納運動を行っており、都市部またはそこに近い地方ほど遅い」との著者の説には一部納得できるものもあります。各県民・市民から献納された愛国号の一覧(7〜76)もあり。 | 1〜34 |
日本海軍機の塗装とマーキング[戦闘機編] | モデルアート社 | 1986 | 野原 茂 | 第5章「報国号のマーキング」として、報国378(大昭和號),433(日曹號),439(第六大林組號),535(鍛造林)他。 | 142〜145 |
翼の図面集2 | モデルアート社 | 1986 | 野沢 正 | 愛国号の歴史や話題がうまくまとめられています。写真も多いです。同シリーズの3にも写真が多く掲載されています。 | 102〜103 |
エアワールド '89-12 | エアワールド社 | 1989 | 高橋 登 | 患者輸送機の観点でまとめられている資料で、中に愛国号の歴史や写真が掲載されています。 | 129〜133 |
Japanese Aircraft 1910-1941 |
Naval Institute Press | 1990 | Robert C. Mikesh & Shorzoe Abe | 次の愛国号の写真が出ています。 報国号の写真は以下。 |
全293 |
世界の傑作機 96式艦上戦闘機(No.27) |
文林堂 | 1991 | - | 「96艦戦と報国号」(p.61〜66)他、報国号の写真多数。 | 61〜66 |
Japanese Army Air Force Aces 1937-1945 |
Osprey Publishing | 1997 | Henry Sakaida | 次の愛国号の写真が出ています。 |
全96 |
日本海軍機の塗装とマーキング[戦闘機編] 新版 |
モデルアート社 | 1998 | 野原 茂 | 「新版」では章構成が変わり、「第一章 唐T 報国号のマーキング」として掲載。 報国18,74,132,212,360,373,334,872,874の写真と、報国307,222,872の塗装図を掲載。 |
102〜105 |
スケールアヴィエーション 2000-9(Vol.15) |
大日本絵画 | 2000 | 木村 益雄 | 「陸海軍拾遺集」第14回目で、「衛生飛行機」として愛国号患者輸送機7機が取り上げられています。 この中に掲載されていている写真から、「愛国2号機の内部」とされていた絵葉書は、ユンカースJF-6であったことが明らかになりました。 |
74〜77 |
スケールアヴィエーション 2001-1(Vol.17) |
大日本絵画 | 2001 | 吉村 仁 | 「海鷲陸鷲あっとらんだむ」の第1回目、「陸攻の面白い塗装例」で、報国號が6機取り上げられています。 | 84〜87 |
ミリタリーエアクラフト 2001-2(No.55) |
デルタ出版 | 2001 | ? | 「日本人が”愛国飛行機”に熱中した時代とその航空機」として、命名式海上写真や献納機の写真が掲載されています。 但し、ライターはあまり真剣に調べていないようで、「不動貯金號」,「労働」号,「海軍號」の意味・由来を「?」としています。 |
58〜63 |
戦闘機臨済号献納への道 検証臨済宗の戦争協力 |
かもがわ出版 | 2001.7 | 水田 全一 | 臨済宗による戦争協力の遷移を取り上げた一冊で、1つの形として「花園妙心寺」号や「臨済」号献納に繋がっていったかがまとめられています。 妙心寺派による兵器献納運動は5回に及ぶ(うち、花園号は2回)とあるが、残念ながらその詳細は記載されていないです。 |
全139 |
モデルアート増刊(No.599) 日本昭和航空史 日本陸軍愛国号献納機 |
モデルアート社 | 2001.12 | 井田 博 | 愛国号のみを取り上げた、戦後では初の1冊(?)で、愛国146号までの143機(欠 3機)・・・『航空時代(S12-9月号)』の一覧表を参照しているのか・・・を取り上げており、一覧表や各号の写真などを多く掲載。愛国121「東京」号の写真は、本書で初めて見ました。 但し、対象範囲が広くないわりには掘り下げはあまり深くなく、写真も目新しいものは少ないなど、資料的価値はそう高いものではないように思えます。 モデル資料としても、掲載されている塗装図も面白みのあるものではないでしょう。 「とりあえず、手持ちの範囲で作ってみました」の感が強いのは、私だけでしょうか。 |
全116 |