ネットワークを構築する際に常に気を付けていなければならないことがある。
 ・メンテナンスの容易性
 ・拡張性の高さ
 ・構築思想(ポリシー)の確立
上記の点をしっかりと加味しておけば、つぎはぎだらけのネットワークで苦労することもないであろう。

さて、どうやら新たな事務所に新たにネットワークを引くことになりそうな気配が感じられる。
事の経緯は、まぁ、いろいろとあるにはあるが、今までの事務所を引っ越すためである。
ネットワークを引くのであれば半端な物は引けないが、小規模なのでそれなりにこぢんまりしたネットワークには成るだろう。ざっと考えてもシンプルな構成にしかならない。
社長に聞いたところ、新たに構える事務所には電話線を電話用とFAX用が欲しいと言うことのみを聞くと無条件にISDNを勧めるが、それではインターネットへの接続速度が遅くなってしまう。今時ネットワークを引くのに64kというのは悲しすぎる。
ISDNを引くのであれば、それに伴ってBフレッツを引いてくれと申し入れもしてはいるのだが、経費という大きな壁に突き当たってしまう。また、Bフレッツサービス地域なのかも若干不安なのではあるが...
この際、Bフレッツが来ると仮定してネットワークの構築を仮想的にやってみよう

さらっとネットワーク構成を考えると
  B flets
    | global
  ルータ
    | local
   --------------------------
     |
   クライアント
となって、色気もなにもない通常のファイアウォールを噛ませた使用法が思いつく。
これではなんら面白くないのでDMZにサーバを用意し、社外とのメールサーバやwebサーバ等を動かす必要はあるだろう。
ルータにDOS/Vマシンを用いPPPoEとNATを掛けてしまうのも一興。
省電力で言えば、市販の安いブロードバンドルータで十分だろうが、ここはFreeBSDで構築しているんだよ!ってな主張をしたいので、やっぱりルータはDOS/Vマシンに決定だ。
候補としては、遅くってどうしようもないノートパソコンが適当だろう。そこそこ省電力であるし、Pentium100MHzもあれば御の字。
光の速度は捌ききれないかもしれないが、むしろボトルネックとなるのでアタックしても面白くないサーバになりえはする...この辺りを考えると、ルータを市販のブロードバンドルータでDMZにサーバを設置するの方が良いかもしれない。 VoIPを利用して050の電話番号を持っているんだ!っと自慢したいのであれば、VoIP対応のルータを購入するほか道はないだろう。この場合の候補はYAMAHA57iがリーズナブル

社内で動かす必要のあるものと言えば、データサーバだ。
情報を共有化するために導入しなければならない。現状ではデータの再利用がなかなか難しいのである。もっと簡単に優しく使えないと、使ってくれないっという現状もあるにはある。ネットワークを理解してもらうのにも一苦労するのは何故だろう?


では、プランA、VoIP対応ブロードバンドルータ使用の場合
Bflets
   |
YAMAHA57i --- VoIP TEL
   |------------------- NAT噛ませた内部ネットワーク
DMZ サーバ用マシン                |
                              社内サーバ
普通すぎますね...


プランB、DOS/Vルータを利用した場合
Bflets
   |
DOS/Vルータ兼サーバ
   |
NAT噛ませた内部ネットワーク
   |
社内サーバ
シンプル...いや、どうあがいても単一小規模ネットワークなので複雑に成り得ないのですが (笑) これが複数の営業所や部署毎にLANを分離させないと駄目とか、いかに共有するとかいう状況だと構築に燃えるんですけど...少々不完全燃焼です。もうちょっと複雑なネットワーク構築したいなぁ...なぁ...なぁ...