item15
tc

昔、子供の病気は身体の中に寄生虫が住み着いき悪さをするからと考えられていました。

夜泣き、暴れる、腹痛、疝気、虚弱、おねしょなど全てが寄生虫のせい・・・。

九州国立博物館に収蔵されている「針聞書(はりききがき)」には様々な寄生虫が"きもかわいく"記されています。

 

んが、そんな虫を私自身は見たことは有りません。

 

現代では小児神経症と総称される精神疾患とされます。

恐怖、脅迫、不安定性、抑うつと大人でも起こりえるデリケートな症状が子供にでも起こるのです。

原因不明の頭痛、腹痛、下痢、睡眠傷害のたぐいは小児神経症と呼ばれる諸症状の1つかもしれません。

 

子供にもストレスはあります。

暑さ、寒さ、騒音、暗さ、気持ち悪さなどの外的ストレスに、喜怒哀楽の感情からくる内的ストレス。

それらストレスの発散の方法がいまいち掴めていない子供は、その反動で身体や精神に異常を来しやすくなります。

 

小児鍼灸は、そんな子供のストレス発散を手助けし、精神的な安定と身体の異状を整えるものです。

小児鍼灸が始まったのははっきりしませんが、江戸時代に記された鍼法弁惑に小児鍼灸の治療穴を記しているとかで、その辺りには既に存在していたのでしょう。

発祥は大阪らしく、現在では関西方面を中心に全国的に行われています。

四国の中では徳島県で施術を行っている所が多いように思います。

香川県でももちろん小児鍼灸が行える鍼灸院は数多くあります。

小さな子供に鍼を刺すなんて・・・。

ご安心ください。

当院では、特殊な刺せない鍼と、かっさ板お灸での施術を行っております。

皮膚の感覚器に、金属・石・灸の普段感じ得ない刺激を与える事により、子供の精神は変化します。

現代の医学でも解明しきれない東洋医学の不思議。

幼児は陽気の塊で、その陽気の発散が上手に出来ないことから不眠・夜泣き・夜驚などが起きると考えます。

陽気の鬱滞から解放する事が小児鍼灸の大きな役割です。

気鬱・気滞は、五臓六腑の働きへも悪影響を及ぼします。

成長に大きく関わる「腎」、身体への栄養生成・供給を行う「脾」、心身の自律的な調整を行う「肝」、思考・感情を司る「心」、免疫機構に大きく関わる「肺」、いずれか、もしくは複数の臓腑に影響を与えてしまい、臓腑の働きを鈍らせる事から、病気になりやすい、食欲が無い、よく熱を出す、便秘・下痢をする、などの諸症状へと発展するものと考えられています。

異常を来してしまった臓腑の回復、陽気の鬱滞を解消する。

子供の健やかな成長に、小児鍼灸はお力になれると自信をもっておすすめできます。

 

子供の変化はかなり早いものです。

1〜2日おきの3〜5回の来院をまずご検討ください。

小児鍼灸を勧めてきましたが、子供の精神安定には一番効果の高いものがあります。

ご両親とのスキンシップです。

抱きぐせになるから・・・と、あまり抱っこをされなかった子供は、どんなに高度な医療を与えても成長が止まり、精神的にも不安定な成長をするとのデータがあります。

スキンシップは脳内幸せホルモン「オキシトシン」の分泌が活発になります。

このホルモンは、陣痛促進剤にも使われるので、陣痛はこのホルモンの分泌が活発になることで誘発されます。

オキシトシンで満たされる事により、陣痛・出産が起こる訳ですが、このホルモンが幸福感も作り出すのです。

お母さんになった瞬間の幸福感、覚えていますか?

男性もこのホルモンはスキンシップにより分泌されます。

心のやすらぎ、人との絆、愛情を深める効果があります。

生まれた子供を抱いたとき、お父さんになった瞬間の感情を忘れてしまっていませんか?

 

子供も同じく、スキンシップによりこのホルモンが分泌されます。

是非抱いてあげてください。

このホルモンが分泌されないとセロトニンの分泌が落ちたことで幸福感を忘れ、ノルアドレナリンの調整ができず不安で不安で仕方が無い状態に陥ります。

生まれてきた事が幸せであると実感するためには、抱きしめてあげる事が重要だと私は考えます。

 

それでも子供の事が解らない。

そんな時は、小児鍼灸をお試しください。

香川県丸亀市の鍼灸院  鍼灸治療  美容鍼灸  小児鍼灸  ボディーケア・リフレクソロジー あくもはりきゅう治療院

HPpxm
item8 item5 item7 item6 item4 item2 item3