かつて北1丁目と北5丁目の境を流れ、 谷を刻んでいた桃園川。 水源は阿佐ヶ谷の西、天沼弁天だった。 ちょうど武蔵野台地の湧水線に位置している。 阿佐ヶ谷を抜け、新宿方面に流れ下っており、 縄文時代の遺跡も発見されているところから 昔からこの流域に人々が生活していたのだろう。 しかし、今はもう暗渠と化し、細い道として住宅街をぬっているだけ。 水流の音さえしない。 まるで廃線になった鉄道跡を探索しているような気分。