自己流採集記

【麒麟檸檬】


                        

【あ〜コメント】

山あり谷ありの採集記、楽しいですね!

やはり観光などを兼ねると採集も一段と充実してきますね。

熱いお湯は好きですが、48℃は自分には絶対ムリです。

穴場の灯下ポイントはうらやましいなぁ・・・


【麒麟檸檬様のメール】

 

〜前略〜

 

8/9(土)午後 東北道蓮田SAにてK夫妻と待ち合わせ。Kはクルマを持っていないのでレンタカー。私のおんぼろプジョーで四人で行こうと誘ったのだが、「山の中で止まったら怖い」との理由で却下された(涙)。

 

蓮田で昼食を済ませ、渋滞情報などをキャッチ。お盆休み入りばなだと言うのに、道はガラガラ。それもそのはず、ちょうど大型で足の遅い台風10号が中部地方に上陸中で、下手をするとこれから東北地方も暴風雨と言う状況。

ホントは呑気にクワガタ採集など行っている場合ではないのだ!

しかも、高速上はバリバリ雨が降っている。それでも行こうと言うのだから、アホやね、我ながら。K本人は「雨やまないかな、雨やまないかな」と念仏みたいに繰り返している。私自身は、今回の採集行は普段迷惑をかけている奥様孝行のための温泉旅行を兼ねているので「ダメモト」のつもり。

それに女性が二人いるのでハードコアな樹液採集は最初から諦めており、今回は灯火狙いなので、気も楽だった。

 

東北道を**ICで降り、まずは温泉へ。灯火狙いと言うことで昼間はあまりすることがない。**の「××」\400也、に入る。ここは有名な○○のすぐ近くで、洗い場は無いが濃ゆい硫黄泉に入れる。

しかも湯船が6つあり、湯守の名人の手によってそれぞれ41,42,43,44,46,48度に調整されている。低い湯船から試していって46度でダウン。48度はとても入れなかった。それでも地元の方らしい皺くちゃの爺さんが気持ちよさそうに48度に浸かっている。ううむ、まだまだ修行が足らないかも。

 

相変わらず雨がやまないので、夕食を先に済ますことにした。△△の知り合いの店で珍しいガチョウなどを初体験し、珈琲で一服していると、Kが叫んだ「雨がやんだ!」。窓の外をみると先刻までけぶっていた雨がすっかり止んでいる。

雨の中、体の重たい甲虫類が飛んでくることは経験上少ないのだが、これなら雨上がりの高湿度もあって意外に期待できるかも。ということで、いざ出撃!

 

今回の採集場所は、某法人の**の保養・研修施設。ここは**に広大な敷地を持っており、その一角に宿泊施設がある。宿泊施設の周囲にしか街灯は無く、敷地内の雑木林は手付かずで、また周囲も主に森林と牧草地であるため、このあたりで発生した昆虫類はこぞってこの街灯に集まるのだ。

さらに、敷地内にあるために、関係者以外には知られておらず、また外部から人が入ってくることも無いため、知られざる「穴場」になっている。

 

現地に着いたのはほぼ22時半。既に街灯の周りには蛾を中心に大量の虫が謂集している。巨大な影はオオミズアオだろう。蛾や小さい羽虫の嵐の中を丹念に地面を見て回る。いる、いる、カブトやクワガタだ。

クワガタは標高の関係で、ほとんどはミヤマ。また周囲に牧草地があり牛が多いせいか、カブトも多い。結局、このあと1時と明け方の4時、三回見回って、収穫は以下のとおり。

 

 ミヤマクワガタ・・・♂2♀8

 ノコギリクワガタ・・・♀1

 コクワガタ・・・♂2

 カブトムシ・・・♂5♀7

 

個人的にはカブトにはあまり興味が無いのだが、昆虫採集自体あまり経験が無く、カブト大好きなKは大興奮。結局ミヤマを一つがい記念に貰って、あとは全部Kが持って帰ることになった。

 

断続的に一晩見て回ったので、翌朝は遅く起きた。Kは**在住のギターの師匠を訪ねるということで、現地解散。私たち夫婦はちょっと足を伸ばして、■■の温泉施設「××」\600也でゆっくり汗を流した・・・のだが、夏休みということでガキンチョが大量発生。そのうちの一人が湯船から出たと思ったら、突然排水溝に向かってオシッコを・・・!

そのまま流しもせずに湯船に再びドブン!うげっ!

そのとき自分はたまたまジェットバスの方に入っていて難を逃れたのだが・・・見ていなければいざしらず、あれを見ちゃうとあの湯船には二度と入れない!早々にあがってすっかり湯冷めした後、帰路についた。

 

〜後略〜


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