樹液採集報告

【デリはち】


                        

【あ〜コメント】

樹液の状況が目に浮かびますね。

たったの25年でこれほどまでに環境が変わるなら、この先はどうなってしまうんでしょうねー。

それにしても小っちゃいです、カブちん。


【デリはちさんのメール】

あ〜さん、こんばんは。××です。朝の通勤で、道路が空いているので学校が夏休みに入ったのを実感します。

 

さて、先週の金曜日に、職場の後輩と彼の地元へ採集に行ってきました。

ポイントは、**にある畑のなかの雑木林です。樹液採集のみです。

 

職場を定時で出ましたが、ポイント近くの待ち合わせ場所までは距離が少々あるので、6時を過ぎて集合となりました。

 

6時半頃から、かつて良く「蹴って」採集していたというクヌギの林に入りますが、下草が繁茂し、樹液もほとんど出ておらず、クワガタもかぶと虫の姿も全く見られません。一通り廻って早々に見切りをつけ移動。

 

次は、昨年実績のあるポイントなので期待して林に入ります。早速樹液の出ている木を眺めると、かぶと虫を発見。続いて小さいノコ♀を捕獲。

 

時期が早いのか、昨年のように数は多くないものの、大き目のかぶと虫♂もちらほら。そう広くはない範囲に樹液を出しているクヌギが何本もあるので、次々に見て廻ります。ノコ♂、♀、かぶと虫を次々に捕獲。どれもぴかぴかの成虫で、付節が痛いこと。

 

日が暮れて、段々林の中は暗くなりますが、元へ戻って行ったり来たりを数回繰り返すと、先ほどはいなかったところにノコペアがいたりするので、なかなか帰る気になりません(^^)

 

途中、小さな蛇(種類不明)やムカデ、スズメバチと危ない外道も見かけたので長靴、長袖、首にタオル、帽子の装備ははずせません。梅雨明け前でまださほど暑くないので救われますが、虫の数は少ないような・・・(^^;

 

ボクトウガは、昨年幼虫をよく見かけましたが、今年は成虫だけしかいませんでした。これがいれば来年もこの林で樹液採集ができるものと思います。

 

ブーンという大きな羽音を立ててかぶと虫が飛び、その姿を懐中電灯でおいかけたら光に向かって寄ってきたりとなかなか飽きない採集でしたが、時計を見ると既に8時。

かぶと虫はリクエストの分も採れたし、ノコも♂♀あわせて7匹採れたので引き上げることにしました。

とりあえず、今年はまだ採集していなかったので「1匹でも採集をする」という目的を達したので「良し」とします。

 

後輩の話では、この辺りは昔からミヤマ、ヒラタは極わずかしか採れないと言うとおり、ノコしかいませんでした。もう少し北部へ移動すると、25年程前の話ですが、ノコもミヤマも同じ山で採れました。こちらと比べると林の規模が大きいところでしたので、「深山」というだけあってある程度の山がないと生息していないようです。今はクワガタどころか、最近住宅団地の開発で山ごと姿を消してしまいましたけど・・・。

 

こうなると、久しぶりにミヤマを採りたい気になります。一昨年、昨年共採るには採りましたが、小さかったので、次の目標は「でっかいミヤマを採る」ことにします。さて、どこへ行こうか・・・。出かけたらまたご報告します。

 

今回採集したものの一部と、先日お話したミニかぶと虫の画像を添付します。かぶと虫の横のマッチ箱は、自作した縦20cmのものです(嘘)。

本当は、縦の5.5cmなので、いかに小さいかお分かり頂ける思います。


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