採集記#64,65

【とぉ】


#64 8月7日(日)午後(2:30〜3:20)
天気 曇
気温 29℃(32.1/23.9℃)

 ここ数日は午後から雷雨になる傾向がある。今日も午後からそんな空になってきた。ひと雨来る前に少しだけ様子を見に行くことにした。

 ところが、目指したポイントは人が入っていたので×。仕方なく別のポイントを探ることにした。向かったのはAだ。

 ポイントAに到着。幸い他者の車はない。準備もそこそこに林へと入っていく。この時間はハナムグリやカナブンが圧倒的に多い。至る所に彼らがいる。彼らがいる所は即ち樹液があるということだ。まだしばらくは大丈夫のようだ。

 3本目に見た樹の洞にクワガタの姿を発見。早速掻き出してみる。


 中型のヒラタだ。このあたりはかなり人が入っているが、運良く生き延びてきたのだろう。こいつに感謝して元の洞に戻してやり、次へ進む。

 このポイントで最も有望な樹に辿り着いた。半分枯れかかっているが、樹液の量はすごい。無数に開いた洞を1つ1つ探っていく。


 写真では見にくいが、ヒラタの♀だった。その他別の洞にコクワと見られる個体がいたが、残念ながら奥に逃げられてしまい、確認不可能となってしまった。

 その後奥まで探ったが、数種類のタテハ蝶がいただけで、クワガタの追加はなかった。

 時間は3時を回った。3:30には家に着いてないといけないのでもう1箇所だけ廻って終わることにした。

 ここは初めて入る地帯だ。いきなり目の前に洞の開いた樹を発見。ライトで照らすと、良型のヒラタだった。洞の奥にいたので撮影はできなかった。掻き出しを試みるが、岩のように固まって動かない。傷をつけたら大変なのでそのままにしておくことにした。今回はこれで終了。

本日の結果(午後の部)
採集 0
確認 ヒラタ♂2♀1
 



#65 8月7日(日)夜
天気 曇
気温 22℃(32.1/23.9℃)

 心配していた雨は降ってこなかったので外灯巡りへ出動した。一路山のポイントへ向かう。

 途中のポイントでは家族連れが目立った。あまり日曜の夜に来たことはないのだが、結構いるものだと思った。そこからしばらく先の水銀灯でカブト♀、ノコ♀を確認。

 山のポイントに着いた。だが、いずれも採集者が入っており、断念せざるを得なかった。途中の山道の外灯下でカブト♀を確認しただけにとどまった。

 ほとんどUターン状態で山を下りてきたので時間があるためカブトコースへと向かう。ここ最近はカブトよりクワガタを見る機会が多い。今夜はどうだろうか。

 早速山道を登り始める。とある外灯で黒い影を見つけたので降りて見ると、ガムシだった。大きさは40o近い。遠目に見たらミヤマやオオの♀に見えてしまうのでとても紛らわしい。

 その次の外灯でこいつを発見。

今度こそクワガタ

 そいつはノコの♀だった。このままだと轢かれるので安全な場所へ逃がしてやり、先へ進む。

 下り坂に入った。以前ノコを見つけている外灯下を何かが歩いていた。


 それは小型のミヤマ♂だった。本日初の♂だ。だがその後は何も発見できず、夜の部はこれで終了となった。

本日の結果(夜の部)
採集 0
確認 ミヤマ♂1、ノコ♀2、カブト♀3


 


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