採集記#56

【とぉ】


#56 7月24日(日)夕(3:30〜5:40)
天気 晴
気温 26℃(29.2/22.5℃)

 富山は昨日ようやく梅雨が明けた。今日も晴れて良い天気となったが、風が若干涼しげで暑さの方は本格的ではないようだ。

 今日は第1ポイント##から攻めることにした。まず洞のある樹からだったが、何も入っておらず×。そこからずっと×が続く。期待の※※地帯もまったくだめであった。どうやらこの辺り一帯のクワガタは採り尽くされたようであった。

 次に□□へ向かったが先行者が入っていたので通過。結局40分の移動をかけて選んだのはポイント△△であった。

 第2ポイント△△へ到着。時間も5時近くになった。西日が眩しい。今回は右側を攻めた。この辺りはまばらにしか木立がないのでクワガタの生息数はとても少ない。

 先日ヒラタが入っていた洞は空き家だった。その後も木立を見つけては探ってみるが、いてもカナブンのみ。このままだと本当にボーズとなってしまう。当然写真は1枚も撮っていない。別の木立でカミキリを発見。もしかしたらこれが本日最大の甲虫かもしれないと思い、シャッターを切る。

困ったときのゴマダラ君

 こうなったら1頭だけでいい、クワガタが見たい。1頭見られれば充分だ。そう思い、次の木立に入った。すると、今までにない良い感じの洞を発見。ライトで中を照らすと、念願のクワガタの姿が見えた。はやる気持ちを抑えて掻き出しにかかる。奥に逃げられないよう、棒の先で頭部を押さえつつ少しづつ手前に押し出していく。

 相手も粘りを見せたが、5分後には何とか手中に収めることができた。ヒラタだ。


 サイズは40o台前半だが、幅があり、なかなか良い体型をしている。そいつに感謝し、元の洞に戻してやった。上を見上げると、3m程の高さに1頭、更に5m上にも1頭、クワガタの♀が付いていた。低い方の個体は枯れ枝で突けたが、見失ってしまい×。上の個体は揺すっても落ちず、これも確認できないため×だった。その後は何も見つからず、また移動することにした。

 第3ポイント◎◎に到着。初めの方の木立でノコのペアを発見。

仲むつまじく・・・

 ♂が中脚で♀を守るようにしているのが印象的だ。デジカメを購入したきっかけもこのノコペアのような写真を撮りたいと思ったからだった。1年越しで念願が叶った。この2頭はそのままにして奥へ向かう。

 しばらく探索していると、樹皮の影にクワガタの影を発見。

丸見え

 原歯のノコだった。何枚か角度を変えて撮っていたら下に落ちてしまった。

 5時半を過ぎ、ようやく暑さも和らいできた。ヒグラシがすぐ近くで鳴き始めた。遠くで聞く分には涼しげだが、間近で聞くとかなりうるさい。少し先の樹の枝でクワガタの♀を発見した。




 コクワかと思ったらスジであった。スジは県内の樹液採集では初であった。初めはどうなるかと思ったが、何とかボーズは免れた。しばらくは夏休み採集者の影響が続くだろう。

本日の結果
採集 0
確認 ヒラタ♂1、ノコギリ♂2(大・原歯)♀1、スジ♀1
 


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