【とぉ】
#33 6月18日(土)未明〜朝(3:20〜7:00)
天気 曇後晴
気温 15〜17℃(26.2/16.7℃)
今朝は今期初となる未明の外灯採集に出撃した。2:30に起床し、準備を整えて2:50に
出発。目指すは外灯山麓ポイントだ。
外に出ると思っていたより風が冷たい。諦めムードに包まれながらもクルマを発進させる。途中の外灯をつまみながらポイントに到着。現地の気温は15℃だった。先日ミヤマをゲットした外灯にも何もいない。それ以前に、小虫がほとんど飛んでいない。
外灯第1ポイントに着いた。やはり寒い。とりあえず探索を開始する。目の届く所隅々まで探ってみたが、いたのは大きなムカデのみ。先日のミヤマの頭もそのまま残っていた。クルマに戻ったときにはライトを持つ手が寒さで震えていた。
外灯第2ポイントへ。しかし、先ほどの探索で体が冷え切ってしまったため、付近の外灯をチェックするだけにとどめた。当然何も発見はできなかった。時刻は3:40。早くも空が白み始めた。外灯探索はここで打ち切り、樹液採集ポイントへ向かう。
4時すぎ、樹液第1ポイントに着いた。いつものように準備体操をして探索を開始。朝露を避けるために迂回路を通り、前回54oのヒラタを採った樹へ。今回はどうかなと思い捲れを覗いてみると、前回と全く同じ光景が目の前にあった。
前回と違うのは、今回は新成虫であるということと、♀も一緒だったということである。捲れを壊さないよう慎重に掻き出した。大きい。前回と同クラスだ。体に比べて若干大顎が短いが、これはこれで満足だった。他の洞も探ってみると、それぞれ別の洞で小型のヒラタ♂を確認できた。
洞の奥深くにいた個体
その他、コクワ♂を2頭確認してこの樹は終了した。
ずっと上から見られていた
続いてもう1本の樹へ。下の方の洞を覗いていると、背中に何か落ちてきた。辺りを見回すとコクワの♀がひっくり返っていた。引き続きチェックを続ける。最初に見た洞の中に大きなヒラタがいたが、そのまま上の洞へ。そこにはコクワの♂2頭がいた。隣の洞にはコクワの♀。見上げると、今度はヒラタがこちらの様子を伺っていた。
一通り洞をチェックし終わったところで最初の洞のヒラタを掻き出そうと思い、中を覗くと・・・奥に逃げられていた。掻き出し棒の先端がかろうじて当たるくらいでどうしようもないため諦めた。
続いて先日中型の新成虫のいた樹へ。表側には何もいなかったので裏側へ廻ると、捲れの中に小型のコクワが入っていただけだった。
第2ポイントに入る。ここでは先日ヒラタペアを確認した樹でコクワの♀を発見。他は大きな洞のある樹でコクワの♂がいたのみだった。ここでは第1ポイントで濡れたズボンを乾かす目的もあったが、結局朝露藪に突入してしまい、次のポイントに持ち越しとなった。
第3ポイントへ。ここは人がいたのであまりチェックできなかった。南側の2本ヤナギでコクワ♂1♀1を確認。
第4ポイントへ。ここのヤナギには何もついておらず、時間切れとなったので終了した。
本日の結果
採集 ヒラタ♂1(53o)
確認 ヒラタ♂4♀1、コクワ♂6♀5