採集記#27

【とぉ】


#27 6月11日(土)早朝(4:45~5:50)
天気 曇後雨
気温 19℃(22.4/20.2℃)

今朝は□□から攻めてみた。しかしここではすでに人が入ったのか、コクワの♂1頭のみに終わった。更にポイントAに向かおうと思ったが、先行者がいたため予定を変更して△△へ向かった。

 △△に到着。前回と同じルートを辿り、別種のヤナギに到着。早速洞をチェックしていく。



まずはいつものコクワ



隣の洞にいた個体




ペアで入っていた

 結局この樹ではコクワのみで終わった。前回より樹液は更に出てきている。いずれヒラタも付くかもしれない。

 少し移動して先日初活動ヒラタを確認した樹へ。目の前の樹液にはコクワが陣取っていた。



食事中

 樹の裏側へ回り、いくつか開いた洞をチェックしていく。上の方の洞に色々な虫達が集まって来ていた。



自己初オオキスイ

 ここで自身では初めてとなるオオキスイを確認できた。更に洞の奥を覗いてみると、何かの♀が入っていた。とりあえずそこは後回しにして、別の洞を探る。すると、下の方の捲れに大きな黒い影を発見。一瞬あせったが、正体はヒラタであった。



丸見えです

 捲れは浅かったものの、ふんばっているためなかなか出てこなかった。2〜3分の格闘の後、観念して出てきた。手に取ってみる。しかしここで最後の抵抗に遭ってしまう。



痛い・・・

 軍手の上からであったが、親指の付け根を挟まれた。薄皮1枚挟まれているので非常に痛かった。隙をみて引き剥がしたが、しっかり皮がむけてしまった。



改めて撮影

 こいつも越冬個体のようだ。これが新成虫だったらもっと痛かったに違いない。なかなかのサイズなのでキープすることにした。

 残りの洞をチェックしていく。しかし、出てきたのはチビなコクワであった。



カミキリ脱出孔サイズ

 最後にあの♀を掻き出すことにした。だが洞は下に伸びており、奥に入られてしまったため確認できなくなった。ここを離れて更に奥地へと進む。

 すこし崖を登り、目的の樹へ。目の前の樹液に小型のヒラタが付いていた。



撮る前に採ってしまった

 サイズは45o程度か。こちらは脚に微毛が生えていたので新成虫だろう。こいつをリリースして樹の裏側をチェックすると、頭上の樹液にやはりコイツがいた。



            食事中そのA

 コクワに見送られてこの場を立ち去った。クルマに戻る途中から雨が降り出し、止みそうもないので本日はここで切り上げることにした。

本日の結果
採集 ヒラタ♂1(54o)
確認 ヒラタ♂1、コクワ♂6♀1


 


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