採集記#23

【とぉ】


#23 6月5日(日)午後(1:30〜3:30)
天気 曇後晴
気温 20℃(22.9/17.0℃)

 今日は子供が学校にクワガタを持って行きたいというリクエストによりコクワを採りに出動した。折角なのでケースに入れる落ち葉を拾うため、遠回りしてクヌギの樹がある山まで出かけた。その帰りにポイント1箇所を下見することにした。

 第1ポイントに到着。ここは今年初めて入る。昨年はクマもよく出没しているため、細心の注意を払いながら進んで行く。目的の樹は発見できたが、洞の主は大きなムカデだった。諦めて別ルートに分け入る。遠くの方にヤナギが見えたのでそこまで行くことにした。途中数m先を大きな白い動物が横切って行った。カモシカである。これが黒いヤツだったらこの採集記は無かったかもしれない。改めてここは危険だと感じた。

 ようやくヤナギに辿り着いた。ここは先程まで雨が降っていたらしく、下草はびしょ濡れだった。おかげでズボンも濡れてしまった。肝心のヤナギはかなりの大木で、樹液は出ておらず、取り越し苦労に終わった。草むらに目をやると小さな虫が止まっていた。



ゾウムシのペア

撮影後、このポイントを離れ、本日の目的を遂行するため第2ポイントへ向かった。

 第2ポイントへ到着。しばらくクルマで流しながら付近の樹をチェックする。ふと目に付いた樹の付近でクルマを降り、チェックを開始する。すると目の高さに開いた洞からクワガタの大顎が覗いていた。


 洞は浅かったのですぐに掻き出せた。そこそこ良型のコクワだ。


 クルマを降りてからこいつをケースに収めるまで約2分。目的は達成できたが、何だか物足りないのでもう少し探索することにした。

 少し進んで第3ポイントに到着。最初の樹では何も発見できず、奥へと入る。真ん中の樹で洞に2頭のクワガタがいたが、奥に逃げられてしまった。頭上でオオスズメバチが旋回していたためここを離れることにした。

 第4ポイントへ到着。いつもと違う入口から入る。手前側の木立で樹液を吸っているコクワの♀を発見。近づいたら下に落ちてしまった。



拾い上げて撮影

 さらに奥地へと進む。ここも他のポイント同様、藪が深くなってきた。林内に入り、目的の樹を目指す。春先に下見をしておいたので、樹の位置関係は把握できている。藪をかき分け、目的の樹に辿り着いた。するといきなり足下付近にクワガタの姿を発見。一目でヒラタとわかった。



ピンボケ

 サイズは小さめだが、先ほどのコクワと力は互角とみたのでこれも持ち帰ることにした。この他には何も発見できなかった。周囲の樹をチェックしたが、ケシキスイのみだった。時間はまだあったのだが、これ以上持ち帰っても仕方ないので今日はここで終了することにした。

本日の結果
採集 コクワ♂1、ヒラタ♂1
確認 コクワ♀1


戻る