採集記#22

【とぉ】


#22 6月4日(土)早朝(4:40〜6:55)
天気 曇
気温 17℃(25.9/17.1℃)

 今朝は4時過ぎに起床、第1ポイントには4:40頃に着いた。だが、例の朝露藪に阻まれて断念。続いて第2ポイントへ。ここでは数日前に採集者が入ったようだ。洞の多い樹でコクワの♂2♀1を確認した後、朝霧の中を大移動をかける。

 第3ポイントに到着。ここへ入るのは今期初である。早速目的の樹をチェックする。しかし、洞には何もいなかった。付近では材割・根掘の跡があった。ひとまとめにして片付けてあるところを見ると良識のある採集者のようだ。少しほっとする。

 少し歩いて他の樹を探る。すると、大型のコクワが幹に止まっているのを発見。



気温がまだ低いせいかじっと固まっていた

 手にとってみる。40o台後半だろう。



本日最大個体

 そいつが止まっていた樹には洞や樹液などはなく、なぜそこにいたのかはわからない。

 更に移動するとかなりいい状態の樹を発見。樹液も出ている。洞に近づいてみると・・・


 サイズからしてすぐにコクワだと判別できたが、雌雄を確認するために掻き出してみた。



片方は下に落ちた

 2頭のうち1頭は♀だと思っていたが、両方とも極小の♂だった。その奥にもまだ尻が見えたので掻き出してみる。


 今度はやはり♀だった。こいつを巡って先ほどの♂がやってきたのだろう。

 その後、ポイント内を転々と見て廻ったが成果は上がらなかったので再び大移動をかけた。

 次の第4ポイントに到着。先日ハナムグリを発見した樹を見るが何もついていない。ゴミムシやハサミムシ程度だった。ここを離れて△△の林へ。ここではコクワの♀1を確認できた。

少し離れたところにある樹でも洞にクワガタが入っていたが、先ほど♀を掻き出した樹で掻き出し棒を落としたのに気づき、取りに行って戻ってきたら奥に逃げられており、掻き出し不可能となっていた。これはカウントしない。

その後、◎◎側の木立地帯を探索したが、状態はまだ良くなかった。1本だけ樹液がよく出ている樹があったものの、何もいなかった。

 最後に第5ポイントへ移動。あまり時間がないので奥へは入らず、入口の樹だけをチェック。この樹はまだのようだった。帰り道で数本の樹をチェックするが、何も発見できず、本日は終了となった。今回はかなりの数のコクワが見られた。昨年よりはペースが鈍いが着実に出現してきているので安心した。

本日の結果
採集 0
確認 コクワ♂5♀3


戻る