採集記#11

【とぉ】


#11 5月8日(日)夕
天気 曇
気温 14℃(16.9/11.8℃)

 今日は少し涼しい風が吹いている。動くにはちょうど良い感じだが、果たしてクワガタ達は出てきているのだろうか。

 まずは△△の林へ。しかしいきなりアクシデントに見舞われる。ライトの電池が切れたのだ。考えてみれば昨年の秋以降、電池の交換をしていない。弱くは光るものの、洞の中を照らし出せるほどの光量はない。迂闊であった。悪いことに予備の電池も忘れてきている。開始早々、テンションが一気に下がってしまった。これで今回の探索は樹液のルッキングのみになってしまった。

気を取り直して探索を始める。先日、初コクワを見つけた樹はパスして他の樹を見て廻る。しかし、気温が低いせいか、樹液の出方が少ない。ケシキスイも樹皮の隙間で固まっている。ここでは結局数匹のケシキスイのみだった。

 続いてその少し南側、先日のケシキスイ大爆発地帯へ突入する。下草もかなり伸びてきており、季節の進行を実感する。ここでも樹液の出方は先日と比べると弱かった。それでもケシキスイの数は圧倒的に多い。




樹皮下に潜むケシキスイとゾウムシ

 さらに奥へと入る。ところどころに毛虫大発生の樹があり、通り抜けに苦労する場面もあった。そしてある樹が目に付いた。遠目に見てもすごい樹液量である。

 近づいて全体を確認する。すごい洞の数だ。樹液量も他を圧倒している。これは夏場にはかなり期待できそうだ。



幹の一角

 そして肉眼で洞をチェックしていく。すると、ある洞の中から2本の大顎がかろうじて見えた。目を凝らして観察する。間違いなくクワガタだ。早速掻き出し棒を使う。



威嚇中

 洞は浅かったのですぐにそいつは出てきた。



ミニサイズ
 大きさは27〜28oほど。今月2頭目である。相変わらずのスローペースだ。そろそろヒラタの姿も拝みたいものだ。もう少し気温が上がれば出てくるだろう。その後、別ポイントを見て廻ったが、これといった成果はなく本日はこれで終了することにした。

本日の結果
採集 0
確認 コクワ♂1


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