【とぉ】
#76 8月19日(木)夕
天気 晴
気温 32℃(37.3/24.3℃)
場所 ポイントA
目的 採集 #69
今日は台風が接近しているため、午後から風が強くなってきた。フェーン現象で気温も37℃を超えた。プレゼント用のクワガタは昨日の捕獲数では寂しいのでもう少し追加するためAへ向かった。
クルマを降りると辺り一面砂嵐のようだった。容赦なく目の中に砂が入る。コンタクトの私には大変つらい。数歩歩いたところでギブアップしてクルマに戻り、風が弱まるのを待った。しかし、相手は台風であり、時間とともにこちらに向かって来ているのである。風が弱まるわけがなかった。
数分後、意を決してクルマを降りた。左手で目を覆い、足元だけを見ながら進む。それでも目に砂が入り、涙が流れてくる。そのたびに立ち止まり、涙で砂を流し出し、ハンカチで拭う。普段なら2〜30秒も歩けば木立に入れるのだが、今日は5分以上かかっていた。そうしてようやくたどり着いた時、目の前には信じられないような光景が広がっていた。
強風で折れた木の枝部分に、黒い物がうじゃうじゃたかっていた。近づいてみるとそのほとんどがコクワであった。ざっと数えても20頭はいた。1箇所でこれほどのクワガタがたかっているのを見たのは初めてだった。とりあえず手の届く範囲でクワガタをむしり取り、ケースに詰め込んだ。それにしてもこの異様なまでのコクワはどこから出てきたのだろうか。
続いて##側に回る。ここではヒラタ♂2頭を捕獲。これだけ採れば充分だ。あとは奥の樹をチェックすることにした。
奥の樹に辿り着き、幹をチェックする。すると直径7〜8oの小さな穴が開いていた。よく見るとその中にクワガタの腹が見えた。体は赤い。どうやら新成虫のようだ。ライトを消して様子を伺っていると、そいつは穴から顔を出した。写真を撮りたかったが、前述の通りの砂嵐である。新品のデジカメを壊したくないのでここは自分の目でしっかりと見届けることにした。
そいつはしばらくじっとこちらの様子を伺っていたようだったが、やがて外に出てきた。小さなスジの♂であった。これほどまでに赤い個体を見たのは初めてだ。
写真は10月13日に撮影したものであるが、その赤味は当時のままである。
今回の結果
採集 スジ♂1(17o)
確認 コクワ♂13♀4ノコギリ♂1♀2ヒラタ♂2スジ♀1
#77 8月19日(木)夜
天気 曇
気温 26℃(37.3/24.3℃)
場所 外灯 山麓ポイント
目的 採集 #70
台風15号は県内を暴風域に巻き込みながら通過していった。今夜はやめようとも思ったが、ボーズ覚悟で行ってみることにした。
山麓に到着した。気温は26℃。このポイントにしては高すぎる。湿度は高く、風は強い。この風では飛んでくるはずがなかった。
この山麓と△△をチェックしたが、クワガタの姿は見られなかった。風の強い日は他の条件が良くても飛ばない。これで懲りた。台風通過直後はやめよう。
今回の結果
採集 0
確認 0