【とぉ】
#67 8月8日(日)未明
天気 晴
気温 22℃(35.3/24.4℃)
場所 外灯 全ポイント
目的 採集 #60
今朝は2:30に家を出た。いつもより少し早い。3:00に山麓に到着。そろそろクマに対する恐怖心も無くなってきたのでじっくり時間をかけて探索する。
△△では×。##に移動する。いきなり大きなミヤマが出迎えてくれた。少なくとも60o台後半はあっただろう。そしてここ数回、入念に探索する余裕のなかった※※に隠れていた中歯のノコを発見。これで完全に吹っ切れた。ここではその他コクワとアカアシの♀を確認し、山を下る。
途中、○○でノコ♀を確認。◇◇でもノコ♀がいた。久々の4目達成であった。
しかし、それはほんの「幕開け」に過ぎなかったのである・・・。
今回の結果
採集 ノコギリ♂1(中歯:54o)
確認 コクワ♀1ノコギリ♀2アカアシ♀1ミヤマ♂1
#68 8月8日(日)朝
天気 晴
気温 25℃(35.3/24.4℃)
場所 ポイントACG
目的 採集 #61
4:00にポイントCに到着。しかし、まだ暗い。ここに着くまでヘッドライトを点けなければならなかった。手持ちの懐中電灯では足元がよく見えないので少し明るくなるまで待つことにした。20分後、ようやく行動可能な明るさになってきたので虫除けスプレーをして出動する。
まずは左の樹。ここで洞に潜むコクワの♂1♀3を確認。「道」を通り、大きなヤナギに辿り着く。前回カブトがいた枝を照らすと、何かが落ちてきた。足元を探すと、大歯のノコだった。その樹では他にコクワ♂2を確認した。さらにその奥の木立では、樹を蹴ったときに何かの♀が落ちてきた。おそらくコクワかスジだろうが、見失ってしまい確認できなかったので「不明」にカウントする。
場所を変え、Aへ。しかし、採集者らしき車が停まっていた。子供の声が聞こえたので間違いない。競合は避けたいので少しポイントをずらして入っていく。##側の木立でカブト1ペアを確認。△△付近の5本の木立で幹を削っているヒラタ♂を捕獲。その他ヒラタ2ペアを確認した。クルマに戻ろうとすると親子連れがこちらに向かってくる。どうやら先ほどの車の人たちらしい。声をかけると、成果を見せてくれた。ケースの中にはノコの大歯、カブトが入っていた。カブトは先ほど確認したものだった。その親子は私が来た方へ向かって行った。「取りこぼし」を狙っているのだろうか。別にこぼしたわけではないが、先ほど確認したヒラタなら採れるだろう。
その場を離れ、少し進んだところでクルマを停める。ここは広大なポイントだ。新たにポイントbつけたいくらいだが、境界線がないくらい「いい状態の樹」が点在している地帯なのでここもAのままにする。
手当たり次第、目につく樹をチェックしていく。しかし、あまりに広すぎて方向感覚を失いそうになる。樹はたくさんあり、樹液も相当出ているにもかかわらず、クワガタの影がない。この辺りはまたあらためて探索しないといけないと思った。
どれくらいさまよっただろうか。実は入って来た場所を見失っていてあせっていた。すると、またしても子供の声が聞こえてきた。またさっきの親子連れだ。何ともバツが悪い。何だか追われているような感覚にもなる。とりあえず、声の聞こえた方向へ歩いていくと、ようやく見覚えのある場所に出た。よかった。これで戻れる。あの親子に感謝しながらクルマに乗り込んだ。
クルマの中でぬるくなったお茶を飲み、しばらく作戦を立てる。後から追われるのは好きではないし、かといってその逆もしたくない。結論として、その場を離れることにした。
そこから◎◎mほど走ると■■だ。なぜかその手前で道が二股になっており、片方はよく車が通っていそうな道、もう片方は草が生い茂った道であった。当然、後者を選び、クルマを停める。ここならあの親子も来ないだろう。この付近は初めて探索するのであるが、険しい藪の奥に広大なヤナギ林があり、いつか入ってみたいと思っていたのだ。今日こそそこへ入ってやろうという意気込みでクルマを降りた。
まずは▲▲のヤナギの木立をチェックする。ここはあまり日が当たらないせいか草木の生育が悪い。おかげで歩きやすいのだが、肝心のヤナギの樹も細く弱々しい。しかし、ここからがすごかった。
最初はカナブンくらいしか発見できなかったのが、奥に進むにつれ、ノコが付いているようになってきた。初めは1頭1頭採っていたのだが、あまりの多さに採るのをやめてしまったくらいだ。一度にこれだけのノコを見るのは初めてだった。この地点でノコ♂3を捕獲。
そしてここでの目標だった広大なヤナギ林に入る。これほどの規模のヤナギ林は初めてだった。中心近くでは下草もないかわりに樹液の出ている樹も少なかった。端にある樹の方が樹液が多く出ている。ここでは洞に入っている不明2頭を確認。帰り際にふと目についた樹をチェックすると、かなり地面に近い位置にある洞にヒラタが入っていた。
こいつで今日は最後にしよう、と思い掻き出し開始。だが、予想以上にこいつは強かった。こちらもかなり体勢に無理があるので力を入れにくく、戦いは長引いた。何度も汗を拭い、仕切り直し、最後には軍手を挟ませてようやく引きずり出した。大きさはさほどでもなかったが、驚いたことにそいつには左前足が無かった。5本足であの粘りは賞賛に値する。そしてこの場所をポイントGと定め、帰途についた。
今回は持って行ったケースが初めて満員となった。もともと6頭分しか仕切りのない小型のケースなので仕方がないのだが、これには「採りすぎ」を防止する意味もある。このケースの他、釣り餌の「ブドウ虫」が入っていた長さ×幅×高さが7p×3p×3pのケースも持ち歩いているが、これは1頭しか入らない。従って、どんなに採っても持ち帰りは7頭までである。今回は未明の部も含めて6目37頭を見つけることができた。過去最高である。
今回の結果
採集 ノコギリ♂3(中歯:52・53・52o)♂1(大歯:58o)
ヒラタ♂2(52・50o)
確認 コクワ♂5♀5ノコギリ♀3ヒラタ♂2♀2カブト♂1♀1不明6