【とぉ】
#35 6月27日(日)夕
天気 曇
気温 21℃(23.4/20.2℃)
場所 ポイントBDE
目的 観察
今回は軽くポイントを回ってみることにした。まずはポイントEに向かう。
前回ヒラタを見つけた樹の洞にはコクワ♂が入っていた。あのヒラタは移動したのか、或いは採られてしまったのか。その他は何も発見できず、Bへ移動する。
ポイントBに着き、いつもは通り過ぎる入口の樹を見てみる。この樹は大きく、洞もいくつか開いており、手の届かない高い枝部分には今も樹液が出ている。時折カナブンが低い羽音をたてて飛んでくる。
〜中略〜
ある事情により、しらけてしまったが気を取り直して先へ進む。今がコクワの最盛期のようだった。いつもはカウントしているが、今回ばかりは不可能であった。いったいあれだけの数がどこから湧いてくるのだろうか。ひと通り見て廻って他種はヒラタ♂1頭のみであった。掻き出して確認した後、元いた洞に逃がしてやる。
クルマに戻ろうと歩いていると、入口の方から子供の歓声が聞こえてきた。どうやら親子連れの採集者が来たらしい。小学2〜3年くらいの少年はさっき私がしらけた「ある事情」を見つけて大騒ぎしている。しまった。どこか人目につかない所に埋めておけばよかった。自分が「いい気分」だと思ったこと(ここで言えばコクワ大発生の様子)は人にも味わってもらいたいし、反対に「嫌な気分」を味わうのは自分一人で十分だ。
それは誰かが捨てていったものですよ、と声をかけると驚いた様子だった。話を聞くと母親と子供の2人でここへ来たという。今期初めての採集らしい。成果を聞くと△△で採ったという小さなコクワ♂が1頭、虫かごに入っていた。この奥にいけば沢山いますよ、と言ってその場を後にしようと思ったが、その子から好奇のまなざしで「どこにいるの?」と聞かれたため、案内することにし、コクワ5〜6頭と先ほど洞に戻したヒラタ♂1頭を採ってあげた。どうも子供のあの目には弱いのである。
帰り際に何度もお礼を言われ、いい気分でその場をあとにした。しかし、その少年の「探す楽しみ」そして「採る楽しみ」を奪ってしまったような気がして少し反省した。ちなみにその親子は樹液採集はここの他に##、外灯は主に□□方面へ行っているという。いつか行ってみようと思った。
次はポイントDへ向かう。ここはコクワ以外の発見はなく、時間もなくなったので切り上げた。
今回の結果・・・確認 コクワ♂2♀1他多数、ヒラタ♂1
#36 6月27日(日)夜
天気 雨上
気温 19℃(23.4/20.2℃)
場所 外灯 全ポイント
目的 採集 #31
夕方小雨が降ったが、いつもの出発時刻には上がっていたので出動する。
■■でノコの大歯を発見。ここはオレンジ色の外灯だが、シーズン中はノコの飛来が多いので自分では別名「ノコ○○」と呼んでいる。
場所を山麓ポイントに移す。□□で中サイズのアカアシ♂1頭をゲット。刧凾ナはコクワ♂1頭のみだった。
帰路途中に##らしき施設があるのだが、そこの水銀灯を通り過ぎたときに何か黒いものが路上に落ちていたので停止して見てみるとミヤマ♀だった。かなり大きかったので持ち帰ることにした。
▽▽の2段アタックは失敗に終わった。いつもならこれで帰宅するのだが、今回は別ルートで帰ることにした。##の先を左折し、坂を下る。○○を越えた先のバス停付近の水銀灯が目的だった。そこで路上を歩く中歯のノコギリ♂を発見。読みは当たった、というよりは偶然だろう・・・今夜はこれで終了。
今回の結果・・・採集 ノコギリ♂2(大歯:54o・中歯:48o)
アカアシ♂1(34o)
ミヤマ♀1(37o)
確認 コクワ♂1♀2