【とぉ】
#31 6月20日(日)朝 6:25〜7:20
天気 曇
気温 28℃(36.4/22.6℃)
場所 ポイントDE
目的 採集 #27
朝6時過ぎに家を出発、程なくしてポイントDに到着。ヒラタの樹は更にひどい状態になっていた。今度は刃物で傷が付けられている。そんな事しなくても十分に樹液が出ているのに。この樹を枯らすつもりなのだろうか?ここでヒラタ♂1頭を捕獲したのち新規ポイント開拓のため◇◇へ向かう。
Dを出て県道を北上する。▲▲まで来た。このあたりで様子を探ることにした。砂利道をしばらく走ると、かなり整備されてはいるが、広大な雑木林が見えてきた。
広大ではあるが、とある理由によりクルマでアプローチしやすい。いくつかヤナギの樹をチェックしたが、どれも人の手が加わっていた。しかもかなり以前からのようである。そこでヒラタ♂1頭を発見するも、Dで捕獲したサイズと同クラスなのでこちらはリリース。感触としてはまあまあか。最盛期はBと同様、競合者がかなり来そうな気配だ。ここをポイントEと定める。
今回の結果・・・採集 ヒラタ♂1(43o)
確認 コクワ♂1ヒラタ♂1
#32 6月20日(日)夜
天気 曇
気温 23℃(36.4/22.6℃)
場所 外灯 全ポイント
目的 採集 #28
日中の気温は6月としては観測史上最高を記録し、うだるような暑さとなった。日も暮れてだいぶ下がったが、熱気がアスファルトから伝わってくるような感じだ。こんな夜はもちろん出撃である。
だが、今夜は勝手が違った。ついに出たのである、「競合者」が。それも1組2組どころではない。やはりこの暑さで「もう出てきてるかも」と思ったのであろう、軽く10組はいたように思われる。
こういう時は麓のポイントはおそらく無理なので、人里離れた山麓ポイントに向かう。とはいえ、ここでも採集者らしき車とすれ違う。明らかに外灯の下でブレーキを踏んで減速している。だが、停車して外に降りることはない。まるで昨年までの自分を見ているようだ。
□□に到着。気温は23℃。下界よりかなり低いが、ここではむしろ高いくらいだ。
ここではアカアシの♀1頭を捕獲、他はコクワのみ。歩いて探索中も採集者らしき車が外灯の下に来るたび減速していく。
〜中略〜
そのため歩いていると必ずと言っていいほど車に轢かれたクワガタを見かける。他の場所よりもその数は多い。採集者が通っている割に発見されにくい場所なのだ。故にこの○○では私は今期から歩いて探すことにしている。
その奥の##ではコクワのみに終わったので引き返す。狙うは△△のノコである。時刻は11時を回っていたが、子供は珍しく起きていたので一緒に探索を開始する。
往路も半分を過ぎた頃、後方から1台の車が近づいてきた。端に寄ってやり過ごそうとするが、その車は手前の外灯で停止した。また採集者だ。しかも親子連れ。そこは今見たばかりなのに、と思っているとその家族は車に乗り込んだ。再び端に寄って今度はやり過ごした。が、ここでこの家族は信じられない行動に出た。
〜中略〜
先に来て探している我々親子を完全に無視した態度に非常に腹が立った。普通なら先行者がいたらそこは避けるべきだと思う。私はいいが、子供がかわいそうである。もしかしたらその先にクワガタがいたかもしれないのに、後から割り込んできた家族に採られてしまうほど悲しいことはないだろう。
この間約30秒ほどであった。子供に「ああいうやり方してもたいして取れないから、歩いて探した方が絶対見つかるよ」と諭し、探索続行。案の定、その車が止まったあたりでコクワ♂が固まっていた。「ほらね」と子供に見せる。子供は納得したようだ。
復路に入る。こちら側は何もいないかに思われたが、最後の外灯、即ち最初に見た外灯の復路側の□□の陰で中歯型のノコギリ♂を発見した。努力は必ず報われるのである。すっきりした気分で帰途についた。これだけ競合者がいた中での3目8頭は上出来だ。
今回の結果・・・採集 アカアシ♀1(25o)
ノコギリ♂1(中歯:54o)
確認 コクワ♂5♀1