採集記#29,30

【とぉ】


#29 6月19日(土)朝
天気 曇
気温 22℃(29.6/20.8℃)
場所 外灯 山麓ポイント
目的 採集 #25

 ふと思うことがあり、夜明けの山道を登る。

 6:00、□□に到着。すでに消灯している外灯の下をおもむろに見て廻る。だが、いるのはカラスと、それに喰われたコクワの残骸のみであった。中には上半身だけで動いているものもいて、指を近づけるとものすごい力で挟まれてしまった。

 やはりそうだったか。よし、いい作戦を思いついた。いつか実行しよう、「その時」が来たら・・・。

 山を降り、ポイントDおよび@へ向かう。

 ◇◇からヤナギ林へ入る。前回クリークになっていた場所は水が引いていて、樹に近づくことができた。だが、コクワのみ。ヒラタの樹には何も付いていなかった。先行者がいたようだ。

今回の結果・・・採集 0
        確認 コクワ♀1不明1


#30 6月19日(土)夜
天気 曇
気温 21℃(29.6/20.8℃)
場所 外灯 全ポイント
目的 採集 #26

 今夜も「定番」コースへ出撃する。○○ではコクワ♀1頭のみ。そこから何も発見できないまま△△へ到着。今回は子供が起きていたので一緒に探索する。

 復路で中サイズのコクワを発見。だが、何かが違う。内歯の位置が先の方にあり、体色は「漆黒」で、足の付け根だけ赤い。もしや、と思いひっくり返してみるとそれが正解、アカアシだった。子供曰く「富山にもアカアシいるんだぁ」それは今まで父ちゃんが採ったことがないからだよ・・・

去年までは全く見たことがなかったので、この付近にはいないものだと思っていた。もちろん人生初採集である。そしてその少し先で、更に小さいアカアシ♂をゲット。この付近にはアカアシも棲息しているようだ。これは新たな発見であった。

 クルマに戻り、来た道を戻る。すると●●の手前で「何か大きなもの」が動いている。もしかしてカブトか、と思い見に行くと、それは巨大なミヤマ♂であった。

しかし、よく見ると堅いはずの前胸板に無数の穴が開いており、右の大顎が半分折れていて、そこから体液が出てきていた。右前足も付け根から無くなっている。どうやら小動物に囓られたようだ。それでも歩くのに多少不便な他はいたって大丈夫そうなので、保護することにした。(追記:3日後に☆)

最後に△△の2段アタックである。またしてもこれが大正解で、大きめのノコを手にすることができた。今度は「スイギュウ」だ。これがまたかっこいいのである。

今回の結果・・・採集 アカアシ♂2(34・28o)
ミヤマ♂1(72o)
ノコギリ♂1(大歯:49o)
        確認 コクワ♂1♀1
 


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