【とぉ】
#14 5月28日(金)夜
天気 曇
気温 21℃(29.1/17.0℃)
場所 外灯 山麓ポイント
目的 採集 #12
ここ2日ほど最低気温が異様に高く、蒸し暑ささえ感じる。日中は29度を超え、暑い1日となった。となれば当然外灯巡りに出動である。
○○付近を通る。ここは住宅地なのだが、山のすぐ近くなのでシーズン最盛期には民家の前の外灯にも多数のカブト・クワガタが飛来する。昨年も何度そんな光景を見たかわからない。しかし、クルマを止めて拾うことはできなかった。怪しまれて通報でもされたら大変だからである。
なのでこの通りでクワガタ類を発見しても無視しようと決めていたのだ。
しかし、今回はどうしても気になる「黒い物体」が目に入り、その先の広い所でUターンしてしまった。
戻って来た以上、拾うしかない。20キロに満たない速度でジロジロ路上を見ながら運転している様はどう見ても怪しい。
やがてその「物体」を発見。予想通り、コクワの♂であった。他の車に轢かれてはかわいそうなので安全な所で逃がしてやるつもりだった。しかし、良く見るとそいつの腹部からは白い液体が出てきていた。残念ながらすでに轢かれていたようである。やたらと噛みついてきたのは最後の力を振り絞っての抵抗だったのか。
しばらく走って車の来ない所の茂みに放してやった。だが、もっても翌日までであろう。いいことをしているようで、そうではないような気もしていた。でも路上に放っておくよりはましだったと思う。
そこから程なくして▲▲付近に着いた。気温は今までで最高の21℃を表示している。標高◇◇mのこの付近では真夏並みの気温である。今回はフェーン現象ではなく、自然上昇だ。期待は高まっていく。
前日と同じ所でクルマを止め、出動する。今回はパーカーを着なくても十分であった。往路は何も発見できなかった。やはりまだ早すぎたのだろうか。復路も途中までやってきた。ここまでは昨夜と全く同じ展開である。
そして中央付近にさしかかった時だった。昨夜と同じような場所に大きな「茶色い」ものが視界に入ってきた。
そいつは何とミヤマの♂だった。全身微毛に覆われた、新成虫であった。小さくガッツポーズを決めたのは言うまでもない。さっきのコクワの「恩返し」だったのか?
(後日撮影)
まだ5月だし、いたとしてもコクワくらいかな、と思っていただけに嬉しい結果となった。今期の2目目はノコあたりだと思っていたのだが・・・
本日の結果・・・採集 ミヤマ♂1(60o)
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