【とぉ】
#12 5月27日(木)夕 PM6:10〜6:50
天気 晴
気温 24℃(27.2/16.9℃)
場所 ポイントB
目的 採集 #10
3匹目のドジョウならぬクワガタを求めて帰宅後ポイントBへ向かう。
砂利道を走っていると前方の進入口から1台の軽トラが出てきた。この付近には畑などないし、だとしたら採集者なのか?
更に走っていると前方から1台のRV車が走ってくる。道幅の広い所まですこし下がってやり過ごす。でもちょっと様子が変だった。何か視線を感じる。すれ違ったあとしばらくしてその車はブレーキを踏んで停止した。完全にこちらの様子を伺っているようだった。間違いなくあれは採集者だろう。
とすると今日はダメかなと思い始めた。何せその先にはポイントBのみしかないのである。その奥には過去の調査でヤナギは生えていなかったのを確認している。
でもとりあえずポイント入口にクルマを止めて採集を開始する。すると、入口の樹のあたりの様子が一変していた。朽ち木は削りっぱなしで切り屑が散乱しており、根元は掘り返されていた。埋め戻した跡もない。あの採集者(かどうかは不明だが)がやったのだろうか?とにかく朽ち木を元に戻し、土を埋め戻して奥へ向かう。
そして2回連続でコクワをゲットしている樹に到着。早速チェックしていくと・・・??何かが変だ。下草が踏み荒らされている。やはり少なくともこの3〜4日の間に誰かが来たようだ。そして洞を覗いてみようとした。が、そこには許し難い光景があった。
樹皮捲れがないのである。
生皮ごときれいに剥がされている。樹の根元に長さ約15p、幅5pの一枚の樹皮が落ちていた。「付いているべき」の捲れであった。さっきの車を今から追いかけて文句を言ってやろうとも考えたが、あの人がやったという証拠もない。非常にショックである。しばらく頭の中が真っ白になってしまった。
気を取り直して半ば放心状態で隣の樹をチェックする。何気なく上の枝を見ると、何か視線を感じた。よく見ると枝分かれしている股のあたりにクワガタの大顎が見えた。すぐにコクワと判明したが、手が届かない。落ちている木の枝を拾ってつついているうち地面に落ちてきた。かなりデカい。これは持ち帰ることにした。
この他、奥の樹も含めてコクワ♂4、♀2を見ることができた。一度の採集で複数のクワガタを見るのは久しぶりであり、それはそれで嬉しかったのだが、やはりショックの方が大きい採集となってしまった。
今回の結果・・・採集 コクワ♂1(47o)
確認 コクワ♂4♀2
#13 5月27日(木)夜
天気 曇
気温 15℃(27.2/16.9℃)
場所 外灯 山麓ポイント
目的 採集 #11
夕方採集の帰宅後嫁さんに樹皮捲れ事件のことを話すとやはり私と同感だと言った。「良い事」と「悪い事」どこで線を引くか、それは各人によって違うだろうが、今回の「樹皮剥がし」については子供であっても後者だとわかるものである。別にクワガタがいようがいまいが、「生きている樹」を「傷つける」ことは開発の為の伐採などは仕方ないにしても個人の趣味の履行(この場合はクワガタ採集)のためにやるべきことではないと思う。
夕食後、外灯巡りに出発する。夕方の採集でコクワだけであったが活動開始の兆しが確認できたため、今回は期待が持てる。
□□付近の気温は15℃。思っていたより低い。##でクルマを止め、パーカーを羽織って出動する。往路は何も発見できなかった。復路も中央付近まで何も見つからない。
ところが、歩道のカドを照らした時、何か黒いものが動いた。一目でわかる大きなコクワの♂であった。今期外灯初ゲットである。昨年は6月後半に初出動でミヤマをゲットした覚えがあるが、それより3週間ほど早い獲物となった。外灯シーズン到来である。
帰宅後計測してみると、偶然にも夕方採集した個体と同サイズだった。
今回の結果・・・採集 コクワ♂1(47o)
確認 0