【S井】
【2004.5.23】
昨日は結局新芽採集が出来ず、写真が撮れなかったのが気になっていました。
「今年は青いコルリの写真がほとんど撮れないで終わってしまうのかな。」
それはちょっと淋しい・・・。
起きてしばらくは昨日採集してきた幼虫たちを仕分けして飼育ビンに入れたりしていたのですが、外を見ると昨日より幾分天気が良いように見えました。
「これは行くしかないかも。」
早速準備をして家を出ました。
初めて採集したコルリが##の青い個体だったせいか、少しでも多くの青いコルリの写真を撮りたかったのです。
到着してみると、先週あった●●はついに○○に追いやられていました。
「やっぱり・・・。」(^^;)
〜中略〜
ずんずん標高を上げ、先週ちょっと早かった新芽に向かいました。
車を止めて近寄ってみると、あちこちの新芽にコルリがもぐりこんでいて、数頭のコルリが飛び回っています。
「おお〜〜〜!やっぱこうでないとね〜。」
早速5メートルを取り出し、写真を撮りながら採集していきます。
「おっと、まだ先があるんだった。」
ちょっと進んでは新芽を発見し車を止めて採集しまた車を移動させるということを繰り返し、気がついた時には30頭ほどのコルリを採集していました。
「今週がベストかな?」
と思っていたのですが、季節の進行は思ったほどは進んでいなくて、**付近のブナはまだ新芽が固くて新芽採集にはまだちょっと早いみたいです。
「これなら再来週くらいまでは新芽採集できるかな?」
という感じでした。
この頃から徐々に天気は悪くなり、雨がポツポツ当たるようになってきました。
「これじゃコルリはもう飛ばないよね。」
「先週採れた××にも行って見たいな。」
先週丁度良かった場所はもうダメかもしれませんが、○○を期待して山を降り、目的地に急ぎます。
△△を過ぎ、快調に走っていたのですが・・・。
「あれっ?何で?」
〜中略〜
思ったとおりその先には山菜取りの人がたくさんいました。
「みんなやるなぁ・・・。」
小雨は降ったり止んだりで状況はイマイチでしたが、先週採集できた場所に到着することはできました。が、やはり新芽はすっかり開いていました。
車を降り、上の方にある新芽を見ていると、なんとなく黒い影が見えます。
5メートルを伸ばして新芽の下に当て揺すってみると、ポロッと落ちて網に入りました。覗き込んでみるとやはりコルリ。
「う〜ん、写真はちょっと無理だけどなんとか採集はできるなぁ。」
ここで数頭のコルリを採集し、ちょっと先に進んでみましたが、この一帯のブナはまだちょっと早いようで、新芽はほとんど見つかりませんでした。
雨の状態はそれほどでもなかったのですが、なんだか除々に暗くなってきているようです。
「今日はズブ濡れ採集はしたくないな。早めに帰ろ。」
車に乗り込み山を降り始めた頃から雨は本降りになってきました。
「ふう・・・間に合って良かった〜。」
先週雨ばかり降っていて気温の上昇が少なかったからなのでしょうか。思った程の季節の進行は無く、まだしばらく新芽採集ができそうですね。
天気の良い時に写真を撮りに行きたいですね〜。
今日の成果−−−−−
コルリ/40頭ほど(♀が少ない)