【S井】
【2004.5.8】
のつもりでは全然なかったのですが・・・。
天気予報ではこの週末は土曜日は天気が良く、日曜日はイマイチの天気になると言っていました。
「今年は年明けからちょっと飛ばしすぎてるからこのへんで敗北を喫しておかないとマズイよなぁ・・・やっぱり。」
「あの山に行ってみるかぁ・・・ルリの痕跡は見つけてるし。」
というわけで(意味不明!)**周辺に行ってみることにしました。
「ここってスジとマダラとツヤハダしか採れてないんだよね。」
「クワガタが薄いのかなぁ・・・。」
とりあえず到着してすぐにあたりを探索してみました。
第一希望はコルリなので、材を探しながら登山道(遊歩道?)を登っていきますが、やはりどうも「これっ!」という材を見つけることができません。
まもなくツヤハダを採集した場所に到着しました。
「今年は初めてだからツヤハダ探してみようかな。」
辺りを見回してみると数本のツヤハダ材らしきものが見えます。
そのうちの一番ショボい材を削ってみると、いきなり幼虫が出てきました。しばらく続けているとコロンと今度は成虫です。
「やっぱここには居るんだねぇ・・・ツヤハダ君。」
その材を半分ほど削って数頭のツヤハダを採集しました。
「おっと、今日の目的はツヤハダじゃないんだった。」
その場を離れ、さらに登っていると、斜面にちょっと気になる倒木を発見し、近づいてみたのですが、なんかイマイチの感じです。
一部にフカフカに黒枯れした部分があったので叩いてみると、何だか最近良く見かける幼虫が出てきました。
「これって・・・オニ?」
フカフカなのは表面だけで中央部はカチカチの材だったので、表面部分だけを削って数頭の幼虫を採集することができました。
「オニも居るんだね〜この山。」(ホントにオニなのか?)
気温は割りと高めで汗がだらだらと流れてきます。
「この気温だったら材採ってよりも新芽採集って感じだなぁ。」
「ここが##メートルで雪がほとんど無いってことは標高$$メートル程度の●●のマイコルリポイントなんか良いかも・・・。」
「ちょっと行って様子を見てこようかな。」
と思い山を下り始めた時にちょっと太めの材が目に付きました。
「ちょっと叩いてみよっと。」
表側はいまひとつといった感じでしたが、必死になって裏返してみるとイイ感じにボコボコになっていました。
「何かいるのかな?」
早速削ってみると、小さな黒いヤツが転がり出てきました。
「おっ!スジじゃん。」
今更スジ?なんて思わないでください。
実は私、スジクワガタが割と好きなんです。(^^;)
どんなに小さなヤツでもちゃんと内歯があるところがイイんですよ。
コクワみたいに小さくなると内歯を忘れちゃってる軟弱なやつとは何かが違う気がするんです。(ちょっとオオゲサか・・・単に私の実家周辺ではなかなか採集できない種類だったというだけのことなのでしょうけれど。)
この材から2頭のスジ♂を採集することができました。
スジを探してひどく硬い材を削っている時に、明らかにスジとは異なる太い食痕が見えました。
「何だろう?」
硬くてなかなか削れない部分でしたが、ここから出てきたのは大きなコクワサイズの幼虫でした。
「コクワ?でも標高からするとアカアシの可能性もあるよね。」
「とりあえず持ち帰りだな・・・これは。」
昨年近くで同じくらいの幼虫を採集したのですが、これは♀で、しかも羽化不全で★になってしまったのです。
「今度はちゃんと羽化して欲しいなぁ。」
山を降り、今度は●●に向かいます。
「去年はこの時期雪に埋まっていて採集できなかったけど・・・。」
今回も採集はできないかもしれませんが、昨年よりは雪融けが早いようでしたので、どこまで車で行くことができるのかを確認するだけでもいいかなと思っていました。
〜中略〜
ついにマイコルリポイントまで到着してしまいました。
車を置き、辺りをチェックしてみましたが、新芽採集にはまだ早いようでした。
「でも日当たりの良い場所があればイケそうな感じだなぁ・・・。」
「そういえば出がけに母親がフキノトウがあったら採って来いって言ってたっけ。ちょっと歩いてみようかな。」
長靴を履き、斧を持って先に進みます。
道端のフキノトウを探しながら、新芽採集のできそうな場所をチェックしていきますが、フキノトウはそこそこあるものの、新芽採集のできそうな場所は見つかりません。時々落ち枝を削ってみたりしますが、出てくるのは種類もわからない外道の幼虫ばかりでした。
「これじゃダメだなぁ。帰ろうかな。」
今度は登りとは反対側を見ながら降りていると、ショボいミズナラの新芽がイイ感じになっているのを発見し、
「新芽の様子をあ〜さんに写真メールで送ってあげよかな〜。」
と思い近寄って新芽の写真を撮り終えた時です、ふと視線をずらした目の前に青く光る小さな虫がいました。
「えっ?コルリ?まさかねぇ。」
お尻をこちらに向けていたため、触角が良く見えなかったので、
「外道だよね、カミキリ虫かなんかかな?」
とは思ったのですが、暫く見てると新芽から新芽に飛び回っているようです。その飛び方を見ているうちに確信しました。
「うわ〜〜〜っ!コルリじゃん!アミ、あみ、網だぁ〜!」
慌てて車まで戻り、斧を網に持ち替えて戻りました。
写真が撮れればよかったのですが、先ほどは目の前に居たのですが今度は高い位置を移動してばかりでダメでした。
気温的には絶好だと思いますがまだちょっと早いみたいで、暫く様子を見ていたのですが、どうもこの1頭だけのようです。
「どっかに行っちゃう前に採集した方がいいかも・・・。」
網を伸ばして新芽から飛び立つ瞬間を狙ってネットイン!
網を覗いてみると、美しく青光りする小さな虫はちゃんと網の中に入っていてくれました。
「やった〜!5月8日、コルリ新芽採集だぁ。」
慌てて写真を撮り、あ〜さんにメールで送らせていただきました。
(ピンボケですみません・・・^^;)
新芽の様子を確認しに行くだけのつもりが、まさか新芽採集をすることになるとは・・・。
暫く辺りを探索し、発見できたコルリは♂3♀1でした。
そのうち採集できたのは♂2のみ。
採集確率50パーセントです。(下手くそですね〜。)
やっぱりここのコルリは青くて綺麗です。
たった2頭ですが、すっかり満足して山を降りました。
来週か再来週あたりがピークかもしれませんね。
(素人のカンなのであまりアテにはならないですけどね。)
今日の成果−−−−−−−−−−
スジ/♂2
原名ツヤハダ/♂2♀2
原名コルリ/♂2
幼虫/不明1、オニ期待数頭