【S井】
【2004.4.25】
昨日は思いがけずコルリを採集することができました。
でもでも・・・昨年この時期に採集できていたもので今年採集できていないものがあります。
「ミヤマツヤハダクワガタ」
です。
トウカイコルリもそうなんですが、これは##でも採集できる可能性があるので、やはりミヤマツヤハダですね〜。
朝起きてみると寒さは相変わらずですが、天気は良さそうです。
「これは行くしかないっしょ・・・山梨。」
バカです・・・たかが1センチ程度の小さな虫のために高速を使ってまでいくキモチが全くもって不可解だと自分でも思いますね〜。(^^;)
でも地元では採集不可能ですし今年のGW(ゴールデンウィーク?)に山梨に行くかどうか微妙なので、なんとか採集しておきたかったのです。
昨日購入しておいた食糧を平らげながら順調に目的地に向かいます。標高の高い場所なので昨日雪が降った可能性もありますが、
「ダメならヒラタを探してみよぉ〜っと。」
こんないきあたりばったりな採集では良い結果が出るはずもありませんね。でもやはり採集に出かける時の気分は良いものです。
天気がよければなおのことですね。
最初に向かったのは「**」方面です。
昨年トウカイコルリを採集しているので、今年もここで探してみることにしました。
到着後落ち枝を捜して歩き回りますが、マークはあるものの成虫は出てきません。幼虫ばかり数頭でた頃やっと♀のコルリが出てきました。
その後かなり時間をかけて探してみたのですが、♀1を追加採集できただけで、結局♂は採集できませんでした。
コルリは諦めてちょっと移動し、昨年11月に見つけたルリポイントに向かいました。昨年大量のマークを見つけたのですが、すごい風と寒さでほとんど採集活動ができなかった場所です。
昨年マークを見つけた立ち枯れを叩いてみるといきなりルリ♂が2頭出てきました。さらに削っていると黒い♀1。
辺りを見回してみると数本の巨木があり、一部枯れていてなかなかのポイントでした。
ルリは満足したので、場所を移動しようとした時、ツヤハダの出そうな材を見つけました。
「そうそう、今日のメインはツヤハダなんだよね。」
早速斧を入れてみると面白いようにボロボロと崩れます。赤い粘土のようになった部分から、ツヤハダの♀が転がり出てきました。
さらに崩していると時々ポロッとツヤハダの成虫が出てきます。
「これ以上採集しても仕方ないかな。」
数頭採集してすっかり満足してしまいました。
「幼虫はリリースしちゃお。」
崩した材で全て埋め戻しました。
最後に寄ったのは昨年カメラを落とした場所です。ここでもルリ属の痕跡をたくさん見つけていたのですが、採集できたのは幼虫のみでした。今回はなんとか成虫を採集したかったのですが、どうも記憶がはっきりしないんです。このあたりには似たような場所が数箇所あって、どこだったのか今ひとつ確信が持てません。
「まぁ多分何処でも同じようなものなんだろうな。」
と思い、最初のポイントに車を止めて採集に入りました。
斜面を登っていくと特大の倒木が目につきました。近寄って表面を見てみるとおびただしい数のルリの産卵痕がついています。
「ちょっと削ってみよう。」
頭の上にある立ち枯れ部分を叩くと木の粉が降ってきます。風が幾分あったためにこれが目に入ってもう大変。
でもここでルリのペアを割り出すことができました。
「あれ?」
ちょっと硬い部分を削った時、大きな幼虫が出てきました。大きいとは言ってもルリと比較して「大きい」だけで、特別大きいわけではありません。
「何だろう?コクワ?」
「この標高でコクワを採るのは結構珍しいかも。」
ちょっと小さめのコクワの幼虫くらいの幼虫です。
「何になるかわからないけど持ち帰って飼育してみよっと。」
回りの斜面もコルリを探して徘徊してみましたが、産卵マークと幼虫は見つかるものの、成虫の採集はここではできませんでした。
「終わっちゃってるのかなぁ・・・。」
「ここって去年の場所じゃないじゃん。」(^^;)
ここでタイムアップとなりました。
帰りの高速は順調で、++を出てから自宅まで2時間程度で帰宅ることができました。
山梨でのルリは初採集ですね〜。
最近やっと少し結果が出るようになってちょっと嬉しいです。
そろそろあ〜さんを「師匠」と呼んでもいいかなぁ・・・。
でもホソツヤは未だ未採集なんですよね。
ピイさんからメールが来ていて、GWに##のホソツヤを狙うそうです。
同行させてもらって便乗採集できるかな?と目論んでいるのですが、はたしてそれまで幸運が続くかどうか・・・。
今日の成果−−−−−−−−−−
トウカイコルリ/♀2
ルリ/♂3♀2
ミヤマツヤハダ/♂4♀3
不明幼虫/?1