【S井】
【2004.4.4】
雨です・・・。
昨日は所用のため採集活動ができませんでした。
天気予報は雨。それも標高の高い場所では雪になるという予報です。
特に予定も無かったのでどこに向かおうか迷いました。
でもゴールデンウィークに備えて貧乏採集になることだけは確定していますので、ここはやはり高速を使わないで行くことのできる群馬か新潟が良さそうです。
群馬は途中に標高の高い軽井沢を通過しなければならず、雪の予報にひっかかる可能性がありそうなので2週続けての新潟行きが確定しました。
「そのうち晴れるかも・・・。」
淡い期待は見事に裏切られ、結局一日雨でした。
どうも4月初めの採集は昨年から悪天候となるみたいですね。
##を過ぎたあたりでちょっとよさげなポイントらしき場所を発見!
入ってみましたが、遠めに見るほど良くは無く、たった一本見つけた太い倒木の根部からはコクワがボロボロ出てきました。
「ここはダメだな。移動しよう。」
先週ヒラタを採集したポイントに一直線に向かいました。
「ここが本当にポイントかどうかは再度採集できるかどうかで判るかな?」
ということちょっと位置を変えて辺りを探索してみました。
でも出てくるのはコクワばかりです。
(新潟のヒラタは小さいものが多いので、幼虫はヒラタかコクワか判断できないものが多いのですが・・・。)
「やっぱり先週は偶然採集できただけだったのかな。」
この時点で雨のために全身ズブ濡れです。
一旦先週のポイントに移動し、再度探索を開始しました。
先週♀が採れた材に新しい食痕が見えたのでちょっと叩いてみると幾分大き目の幼虫が出てきました。でも成果はそれだけです。
「まぁこんなところだろうな。あとは来年以降の楽しみにしとこう。」
奥に進んでいくと数本の材がありました。
そのうち半分土に埋もれた人の腕ほどの材を叩いてみるといきなり幼虫が転がり出てきました。
さらに叩いているとコクワの♂が・・・。
「ふ〜む・・・コクワかぁ。もうちょっとだけ叩いてみるか。」
と思った時、小さな♀のクワガタが落ちているのが見えました。
拾い上げてよく見てみると大きさはコクワサイズですが、光りかたが違います。
「ヒラタ?でも小さすぎてよくわからないなぁ・・・。」
さらに叩くとまたまた小さな♀が出てきました。
「これは間違いなくコクワだよね。さっきのと比べてみよう。」
2つ並べてよく見てみると先に出てきた方は前足が太く湾曲していて、コクワとは光沢が違います。
「やった〜!二度目のヒラタだぁ〜。」
調子に乗って更に叩いているとまたまたヒラタの♀が出てきました。
ちょっと大きめに割れた材を叩いてみると、一度に2頭のヒラタ♀。
「♂は居ないのかな?」
と思った時、唐突に小さな♂が顔を出しました。
そしてさらに♀が・・・。
「一本の材から♂1♀5。ここはポイント確定だな。」
これ以上採集しても飼育が大変ですし、来年以降も残っていて欲しいのでここで移動することにしました。
目的地は前々回発見したものの日が暮れてしまいあまり探索できなかった場所です。
ナビを見ながら移動してみると、その場所はさっきまでいた場所の**であることが判明。
「ここに居ないってことは無いよね。」
と思い早速探索を始めますが、どうもイマイチです。
たまに良さそうな材があるのですが、出てくるのはコクワらしき幼虫となんとノコの幼虫です。
「反対側ではノコは出なかったけど・・・。」
かなり時間をかけて探してみたのですが、ヒラタ期待幼虫は出るもののヒラタ成虫は発見できませんでした。
「コイツらは多分大きめのコクワだよね〜。」
(ん〜、相変わらず幼虫の同定が苦手なヤツ>自分)
○○いるだけなのに何故こちら側ではヒラタの採集ができなかったのかは判りませんが、採れたポイントは普通のヤナギとアカシアの混生林で、地表は見えていますが採れなかった方はヤナギがほとんどで、地表は枯れたススキ等で覆われているという点が異なりますが基本的にどちらにもヤナギはありますので、単に私が見つけられなかっただけなのかもしれません。
全身雨でずぶ濡れの上に泥だらけ状態です。
「不審者以外の何物でもないよね・・・今の自分。」
でも2週続けてヒラタを採集できたことと、「マイヒラタポイント」ができたことで気分的には「満足モード」です。
「ん?でもなんか喉の奥のほうがヒリヒリするなぁ。」
「風邪引いちゃったかな?」
早々に引き揚げることにしました。
今日の成果−−−−−
ヒラタ/♂1♀5
期待幼虫(小)/6
コクワ成虫/いっぱい
コクワ幼虫/いっぱい
ノコ幼虫/いっぱい
風邪/1(?)