新潟のヒラタ

【S井】


                        

【2004.3.27】

今週はおとなしくしていようと思っていたのですが・・・。
天気予報は二日とも晴れ。
これでじっとしていろというのは無理です。(^^;)
先週せっかくポイントらしき場所を発見したのに日が暮れてしまい時間切れになってしまったのが心残りで、再度新潟ヒラタに挑戦してみることにしました。新潟が良いのは高速を使わずにアクセスできることです。
ビンボー採集者の私には何よりありがたい場所なのです。

先週は一気に××まで行ってしまったのですが、雰囲気はイマイチで、「居てもノコとかかなぁ」という感じでした。帰り際に発見したちょっと雰囲気良さげな場所は**でしたので今回はその一帯を攻めてみることにしたのですが・・・。

##を過ぎたあたりからポイントを探してわき道に入ってみたりしますが、どうもイマイチな感じでした。材はふんだんにあるのですが、叩いても出てくるのはコクワらしき幼虫のみ。
オマケに雪が多くて河川敷を歩くにも足が雪にズボズボはまってしまい歩きにくいことこの上なしです。
(小型種狙いでもないのにこれはちょっと・・・。)
数箇所目に付いた場所を探索してみましたが、唯一の成果は材をひっくり返した時に手袋についていたスジ♀のみでした。
ほどなく**に入ったのですが、前回「おっ!」と思った場所があったことを思い出しました。前回はそこにどうやって行けば良いのか判らなかったのですが、今回は時間に余裕があったため、脇道に入ってみたところあっさり到着できました。(^^;)

早速材割モードですが、どうも材が見当たりません。
ウロウロするうちに一本の倒木を発見し、「ちょっと早いかな?」と思いましたが根元部分を叩いてみると、太い食痕が見えました。
硬い材だったのですが、食痕を追っていると、ポロッと大き目の黒いものが転がり出てきました。ヒラタ♀です。


「うわ〜っ!久しぶり〜。今年は会えないと思いかけてたよ・・・。」
成虫はこの1頭しか出ませんでしたが、大きめの幼虫が数頭採集できました。久しぶりのヒラタはやはりツルツルのテカテカです。
「なんでこんなに寒い新潟にヒラタがいるのかなぁ。」
「話しには聞いていたけど、ホントに居るんだぁ・・・。」
さらに奥に進んで行くと土に埋もれた太目の材を発見!
早速叩いてみるとコクワ♂が転がり出てきました。
「なぁ〜んだ、コクワの材かぁ・・・。」
「でも混在してるかもしれないからもうちょっとだけ。」
と思いちょっと大きく斧を入れた時、さっきのヤツより大きな♂のクワガタが見えました。ひっくり返っていたため、
「ん?大き目のコクワ?」
と思いながら引きずり出してみると・・・。
「えっ?ヒラタじゃん!」

「うわ〜〜〜新潟産ヒラタのペアGETだぁ〜!」
その後コクワ♂1が出てきましたが、この材からはヒラタは♂1のみでした。
さらに奥に進んで同じような材を見つけましたが、ここからは大き目の幼虫が出てきただけでした。
「そろそろ右手が限界かも。途中▲▲あたりに雪があったから早めに帰宅した方がいいかな?目的は充分果たしたし。」
ということで採集終了。
あ〜さんにメールを打って帰宅モードに入りました。

この時点ですっかり満足してしまっていて、先週中途半端な状態で終わってしまった場所を回ることはしませんでした。
 

〜中略〜

大きさ的には♂43mm♀32mmとフツーサイズのペアですが、独特のツヤはやはり美しいですよね〜、ヒラタ。


今回の成果−−−−−
スジ♀2
コクワ♂3♀1
ヒラタ♂1♀1(期待)幼虫3


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