PART5(そして成虫?)

【S井】


                        

【2004.2.11】

こ・・・腰が痛い。

昨日から長野のこの時期としては珍しく好天が続いていました。

一日だけの休みだったため、

「そろそろ山梨あたりに行きたいなぁ・・・。」

という気持ちを抑えて地道な近間の##探索です。

今回は前回の場所の○○を回ってみました。前回の探索時にあちこち見回してみる限りはどうみても○○の方が環境が良さそうに見えたのです。

超重役出勤の採集は一度にあまり広範囲に探索することができないのが難点ですね。

 

**を降りて車を止め##に入ると思ったとおりの環境で、材があちこちにありました。とりあえず手近な材を叩いてみるといきなりコクワ♀が転がり出てきました。

「今回はコクワは無視しよっと。」(^^;)

ということで奥に奥にと進んでいきます。

夏場は到底侵入不能と思われる##も冬は容易に探索できます。枯れたつる植物に覆われた立ち枯れを倒してみるとその折れた部分に頭の色の濃い幼虫が見えました。

「う〜ん・・・大きさと出てくる場所はいいんだけど。」

「頭の色が薄くて大アゴのもう少しまっすぐなヤツがいいな・・・。」

折れた立ち枯れの根元部分をさらに掘り起こして土中の根部を叩いてみますが、出てくるのはどうもノコっぽいヤツばかりです。

あたりのクワガタの入っていそうな材を見てみるとあちこちに産卵マークが見つかりますし、立ち枯れを折ってみると大抵ノコの幼虫らしきものが折れた部分から顔を出します。

「コクワとノコ狙いならここはまさにパラダイスだな・・・。」

ヤナギ林は延々と続き、叩いても叩いても材はいくらでも見つかります。

飽きてきたのでここでポイントを変えることにしました。

次に見つけたポイントは進入するための道がぬかるんでいてハンドルを取られまくってしまう状態で長時間駐車するとハマッてしまいそうな場所ばかりだったため断念し、さらに○○に向かいました。

**の上をポイントを探しながら走っていると、なかなか良さげな場所を発見し、早速探索開始です。

最初に目に付いた材の上の雪を払っているといきなりコクワの♂の成虫が転がり出てきました。その材の表面を削ってみると次々にコクワが出てきます。

「またコクワばっかり・・・。」

さらに奥に進んでみると思ったほど環境の良い場所ではなく、ショボい立ち枯れがたまにある程度の場所でした。試しに掴んで倒してみると簡単に倒れたのですが、その折れた部分になにやら見慣れない形の成虫が・・・。

「うわ〜ノコの成虫だよ・・・初めてだぁ。」

ノコとしては小さい中歯型の♂の成虫でしたが、ノコの成虫を割り出したのは初めてでしたのでちょっと感動。

「♀もいるかな?」

と思いさらに叩いてみましたが、残念ながら出てきたのは小さな幼虫のみで2月のノコ成虫ペア採集はできませんでした。(本気なのか?)

 

今年の地元での##探索は5回となりました。

未だヒラタの痕跡にはかすりもしませんが、大きなノコの幼虫を見つけたり、意外にも成虫が採集できたりで結構楽しんでます。

でもさすがに半日以上も材割りをしていると腰が痛くなりますね〜。

(単にトシなだけなのかもしれませんケド。)

 

今日の成果−−−−−

コクワ成虫/いっぱい

コクワ幼虫/さらにいっぱい

ノコ成虫/♂1

ノコ幼虫/いっぱい(?)


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