コクワ地獄・・・2004年##編PART-2

【S井】


                        

【2004.1.18】

昨日はなんだか気分が乗らなくて家に居ました。

天気予報は雪。

予報で言っていたほどの雪にはならなかったのですが、雪混じりの採集は避けたかったというのもあるのですが・・・。

 

今朝起きて外を見てみるとところどころに青空が見えています。

「こんな感じならきっと雪にはならないだろうな」

とは思ったもののあまりの寒さに出ようかどうしようか迷っていたのですが、全く採集をしないで週末を過ごすのはもったいない気がして先週の続きをやることにしました。

家を出て先週採集を終了した場所に向かい、幾分○○に移動してから探索開始です。

##は昨日降ったものと思われる雪がまだ残っていて、地面の大半は雪に隠れてしまっていましたが、ウロウロしているうちになんとなくそれらしい材を見つけて、早速割ってみました・・・んが。

出てきたのはコクワと思われる大量の幼虫です。

一頭でも大きなものがいればヒラタ期待幼虫として持ち帰るところですが、期待されるほどのものも特に発見できず、全て埋め戻しました。

そこからさらに○○に移動した場所はさらに条件が悪く、クワガタの姿を見ることもなく終了。

今回は超重役出勤だったため、ここで既に午後になってしまったため今度は反対側の##を探索しながら戻ることにしました。

戻り始めて暫くたったところでよさげな場所を発見し、再度探索モードです。

最初に目に付いた場所でヤナギの根元に堆積していた材を叩いているとちょっと大きめの幼虫が出てきました。

「ヒラタか?」

とも一瞬思ったのですが、冷静に見てみると今まで出てきた幼虫が小さすぎただけで、特別大きいわけでは無い様です。

「やっぱコクワだな、これは」

それでもこの一帯で見かけた幼虫としては最大級なのでこの2頭は持ち帰って「デカイコクワ」になってもらうことにしました。

切り株等もたくさんあるのですが、斧を入れても「カーン」とはじき返されるほど硬いものが多くて、「ダメじゃん」を繰り返しながら材を探していきます。

程なく「!」の材を発見し、斧を入れてみたのですが・・・。

「ウッキャ〜〜〜<( ̄O ̄;)>!!なんだこりゃ〜〜〜!」

なんとこの材、おびただしい量のダンゴ虫&ハサミ虫&何だか判らない蛹のカタマリでした。ちょっと違う意味で「!」の材だったようです。(ToT)

でも良く見てみると中はボコボコになっていて、クワガタらしきものが見えます。少しずつ崩していくとところどころにコクワの成虫が混じっていました。

 

結局この材からコクワ♂2♀2が採集できました。

約半日の採集でしたが、寒さのせいか腰が痛くなってきてしまい、とりあえず今日のところはこれで終了です。

最後の場所で採集したうちの1頭の♂が蛹室から出てきた時に「ん?なんか変かな?」と思ったのですが自宅に戻ってから良く見てみると片側の内歯が2つありました。

「奇形のコクワかぁ・・・こんなの採ってきちゃうようじゃまだまだだなぁ。」

長野のヒラタはいつになることやら。

でも気長に取り組むには良いテーマですよね。

ん?まだ今年1目じゃん!

 

今日の成果−−−−−

コクワ成虫/♂2♀3

コクワ幼虫/いっぱい(2頭お持ち帰り)


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