とことんヒメオオ

【S井】


                        

【2003.9.23】

行ってきました〜。

朝、母親の言いつけ通りに墓参りに行った後一旦家に戻り、幾分気温が上昇するのを待つ間ちょっと時間があったので、食料を自分で用意しました。いつもはコンビニで調達するのですが、今回はオニギリ持参です。(^_^)v

はっきり言って今回はボーズを覚悟での採集です。

先日のあまりの気温の低さにさすがのヤナギももうダメだろうとは思いましたが、久しぶりの晴れの休日に家でじっとしていられるハズがありません。家を出ていつもの通り**に入り、林道に入りました。いつものヒメオオポイントでは何も発見できず、その先の昨年幾度か採集できた場所で小さなヒメオオ♂を発見し採集しました。

アカアシポイントにも寄ってみましたが残念ながら何も居ないようでした。

一旦戻り、再度ヒメオオポイントを探索していると、ヤナギの幹を齧る♂を発見!これも採集し、この林道を後にしました。

**ではヤナギにクワガタの姿を発見できずじまいで、唯一見かけたのは小さなヒメオオ♂の轢死体です。

分岐点近くに来た時、母親に

「もしあったら栗を拾ってきなさい」

と言われていたのを思い出し、○○方面に向かいます…んがっ、今年はどうしたことか栗が少ないみたいです。昨年はかなり豊作だったみたいで、何度か拾って帰り、煮て食べたのですが…今年はダメかぁ…残念。

(まだ少し早いようではありましたけれど。)

この時点でまだ昼過ぎだったため、もう一箇所先日ヒメオオを採集した山に向かいました。この山は○○から見れば反対側に見える山ですので、距離が結構あって、到着したのは3時でした。秋の陽は落ちるのが早くて、林道は幾分夕方の気配になってしまっていましたが、なんとか採集はできそうです。早速道路脇のヤナギにヒメオオのペアを発見し、写真を撮ろうとしますが、フラッシュ無しではうまく撮ることができませんでした。

5mを伸ばして採集しようとするとなんとコイツらは網に入りませんでした。

(滅茶苦茶下手になってしまったようです…。)

慌てて地面を探し、♂のみを採集しました。

その先で車で走行中に何か黒いものが見えた気がして止まってみるとやはりヒメオオ♂でした。これも日陰の部分にいたため、泣く泣くフラッシュを使って写真を撮り、今度は手の届く位置にいたため難なく採集できました。

その後除々に暗くなってきていたのですが、何となく気になるヤナギがあって、車を止めて近づいてみると、ヤマブドウのツルの絡まったヤナギにクワガタの姿が見えます。写真を諦めて採集してみると小さなそれはアカアシ♂でした。

数は少ないようですが、この場所でもアカアシは取れるようですね。

さらに進んだ先のショボイ木でヒメオオ♀を採集した時点でもうあたりはうす暗くなってしまい、引返しました。

この山のヒメオオは面白いです。いわゆるヤナギ(葉の細長いヤツ)には全くといっていいほど付いていないのです。

(発見できないだけなのかもしれませんが…。)

前回もそうだったのですが、今回も葉の幅の広いヤナギでしかヒメオオは採集できませんでした。何故ですかねぇ?棲息域によってヒメオオにも好き嫌いがあるのでしょうか…?そんなわけ無いですよね。多分これは偶然なのでしょう。

結局一日山の中を走って、採集できたのはヒメオオ♂4♀1、アカアシ♂1のみでした。数は少ないですが、家を出る時点ではボーズを覚悟していたので、充分ヒメオオ採集を堪能しました。

今回採集したものは最大の♂で46mmでした。今年のヒメオオは全体的に小さなものが多いですね。

(福島の♀は別格です。全て40ミリ前後でした。)

 

帰り際、こちらの山で採集したヒメオオは全てリリースし、長野で採集した♂2と昨年知り合いに進呈したアカアシが★になりかけていると聞いていたので、彼のためにアカアシを持ち帰りました。

 

一体いつまで採集できるのでしようか…昨年は10月の始めに雪が降ってしまいましたが今年はどうでしょうね。紅葉は始まっていますが、まだ本番とは言えないようです。紅葉の写真も撮りたいですし、栗も拾わないといけない(^^;)ので、もうしばらく林道通いが続きそうです。


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