クワガタ多産地訪問、IN山梨 塩山!! その3
【冷凍ピラフ】
3日目、朝日が気持ちいい〜。
いよいよ今日が最終日だ。昼ごろには帰る予定だ。
眠い。でも朝食の時間になった。
食事中。
「うん、目が覚める。美味い。」
食事終了。
外に出てみる。天気は最高!!気分も最高!!
車でヤナギを見て回る。例のペンションの所まで来た。
そこの近くに小さな川があり、川岸にはよさそうなヤナギが何本か見える。
川まで降りてルッキングをしてみる。
すると、少し大き目のシジミチョウがヤナギの葉にとまっていた。一目で分かった。ゼフィルス類である。
落ち着いてネットを構えてサッとネットを振る。どうやら入ったようだ。楽しみにしていた蝶の一つだったので嬉しい。
だがヒメオオは相変わらず採れない。結局ゼフィルス1頭しか採れず、川岸を後にした。
ダメで元々のブナの木のルッキングもしてみる。
木を見て回るとノコギリカミキリがいた。危ない、危ない。また騙される所だった。
次の木には大きな甲虫。
「お〜、ミヤマ♀。」
昼真っから目立つ木の表面に付いていた。よくぞ他の最終者に見つからなかったものだ。
だがそれ以降何も採れずにまた道路を車で流す。
だいぶ山を登ったようだ。ダムのある所に着いた。
近くのガケからダムを見ようとすると、足元にはまだ土の中から出てきたばかりのようなミヤマの♀がいた。
また車で山を登る。すると、良さそうなヤナギの木が見えた。近寄っていくと、いきなりガケの下からキベリタテハが吹き上げられてきた。
ネットを振るが、とても追いつかない。黄色い鮮やかな縁取りだけが残像として残るだけだった。消えてしまった・・・・。
すると、またキベリタテハが出てきた。今度はスピードもそれほど速くない。間違いない、チャンスだ。
フワッとネットを振ると・・・・・・・・入った。至福の一時。
急いで三角紙に包む。嬉しさがこみ上げてくる。
「やった〜〜!!」
もう山を降りる時間がきたようだ。
「何っ!?もう終わり!?」
山を降りる。あ〜、もう少し採ってから帰りたかった・・・・。
最後にちょっとだけキャンプ場のヤナギを見ていく。
木の幹にはカミキリムシが脱出した跡があり、そこから樹液が吹きだしていた。確実にクワガタがいそうな環境であったが、なかなか見つからない。
さっきからヤマトンボが飛んでいる。だがあまりにも速すぎてとても追いつかず断念。
クワガタを探していると、何匹かの蝶がヤナギの木の周りを飛び回っている。
おそるおそる近くに寄って見てみると、だれかが仕掛けたトラップがあった。そこには2匹の黒くうごめく虫が。
「あ〜、クワガタだ。」
だが、このトラップは自分が仕掛けた訳ではない。
そうだ。人が掛けたトラップで成果を上げてもしょうがない。自分がいつも心がけている事は「ルールを守って楽しく採集」である。
だが、摘まなかった理由はもう一つあって、付いてたクワがコクワだったからでもあったりする(^^;;
これでまた来年まで来られないのか。大きなため息をつく。
山を降りていくとぼんやりと甲府盆地が見えてきた。
3日目の結果 ミヤマ2♀ ゼフィルス類1♂ キベリタテハ1
トータル ミヤマ7♀ ミヤマカラスアゲハ1♂1♀ クジャクチョウ1 ゼフィルス類1♂ キベリタテハ1
最後に
塩山はいまさら言うまでもないがとても良い所だ。
だが一部採集ルールを守らない採集者がいるようで、トラップを掛けたままにして帰るようである。
これではせっかくのいい風景が台無しである。しかもトラップを枝に掛けるだけならまだしも木の幹にクギで刺してるのもたまにあり、痛々しい。
トラップを掛けるなとは言わないが、どうか最低限持ち帰ってほしい。
ここまで読んでくれた皆様、本当にありがとう御座います。読んだからにはちゃんとルール守って下さいね。