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【凹作】


【2003年7月12日】

ヤル気で目覚めた土曜の朝7時。今朝の予定はご近所ポイントの新規開拓だ。

朝7時10分。

予定はご近所ポイントの新規開拓だと寝ボケた自分の頭へ再入力する。

朝7時30分。

ご近所ポイントの新規開拓を目指して色々と寝床で作戦を練る。

朝8時00分。

新規開拓の為に起きようとしているんだと再確認する。

朝9時00分。

起きようとしているが体が動かないと認識する。

朝9時59分頃。

体が動かないのを年のせいにして居直る。

はぁ〜〜〜っ。

なんたる根性無し野郎っぷりだ。

10時半過ぎ。

ノロノロと玄関を出る。

 

『採る』という直接行動の見込みの薄い新規開拓業務は、凹作の覚醒剤とは成り得えないようであります。

まだ森の暗さが残るうちの早朝採集を絡めないことには非常に動きの鈍い凹作なのでありました。

 

さて、玄関を出ると、ガスメーターボックスに仕舞ってあるクワ幼虫達が気になってしまった。

出発前にチラッとだけ見てみましょう。

 

ペットボトルのキッコーマン君(醤油ボトルに入れたクワ幼虫)は元気。他のクワ幼虫も元気。

ボルビック君は...おぉ〜!、一番乗りで綺麗な新成虫コクワになっていた。

 

嬉しくってカミサンに報告すべく部屋へ戻る。

 

カブちん幼虫の方も気になって確かめてみたら、こっちも新成虫♂が二頭。

 

カブちんには、凹ジュニアーズ達が大喜びだ。

家族皆で喜んでいるのだから、ありがたくこのヒトトキを楽しまねばなるまい。

 

新規開拓業務の順延理由にもってこいのシチュエーションを得た凹作。

結局、新成虫羽化祝いを理由にして新規開拓に行かず終いでありました。

 

はぁ〜〜〜、つくづく根性無しだ。

 

 

根性無しにも夜はやってくる。

土曜の夜は、凹作家唯一の外食デーであります。

 

この日ディナーをいただいたのは、ちょっとした山間に佇むこじんまりとした空間。

灯火が目の前に広がっていてガラス越しに虫たちの来襲が観察できる絶好のロケーション。

 

フロントライトを灯した車の中でホ△カホカ亭のノリ弁当を食したのであります。

 

経費削減をしつつ灯火採集まで行える。

4人前1500円のショボいサパーがワクワクするディナーに大変身するのですから、これは貧乏凹作家にとってはうってつけの外食なのであります。

 

しかし、見つけたクワはコクワ♀が一匹だけというトホホっぷり。

しかも、飛んできたものやら、近くの木に初めからいたものやらも判別不能な状態であります。

 

まぁ、フロントライトを灯火トラップ代わりにしようという発想自体がトホホなわけでして、考えようによっては、クワの姿を見ることが出来たというだけで充分上出来な事態だったのかもしれません。

ディナーの後は場所を移しての樹液ナイターです。

この日の夜は樹液の方もあまり芳しくなく、ノコ♀が2頭とコクワ少々だけでありました。

(く〜っ、すげー。一度でいいからこんな風↑に言ってみたかった。まるでまるでノコ平民気取りだよ!)

 

 

 

=結果=

ノコ♀×2、コクワ少々


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