1/9,10報告

【凹作】


【2005年01月09_10日】
快晴に恵まれた9日の日曜日は、ルイス島(仮名)探索に行ってまいりました。
神社の境内を見回ったり、島内の山中の際に至るところに開けられた防空壕跡を探索したり、
そして、公園で遊んだりと、クワガタに接近しつつも、ついに何もしなかった一日でありました。

そんなもんで、翌10日の日曜日は第二初詣の予定があったのですが、
前日の反省を活かし、家族が起き出す前の朝飯前にチョイとやってきたのであります。

先週と同じく愛機・チョイノリにて出発です。
向かった方向も大体同じ。
先週やった小山の隣にある丘に入ったのでありました。


住宅街の一角を利用して作られたゲートボール用広場の脇っちょに愛機を停めます。
お年寄り達の熱気を背中で感じつつ、独り黙々と丘の上へと続く小道を登っていきます。

岐れ道。
左は鎌倉方面、そして、右は凹の母校や凹家のある方面。
今回は母校方面を選択します。

歩道の袖をガードする錆びたビームの袖から出る寂びた放射に、思わず歩みを緩く止めた凹です。



そこでパシャリ。
袖ビームの下方からは、キビキビとしたゲートボーラーの掛け声が響いてきます。
台風の爪痕も生々しい小道です。
勇ましい掛け声もろとも崩れ落ちやしないかと心配になります。

小道から少し脇にそれ、獣道状態の一点からショボそうな枯木を選んで毟ってみます。
はれ?
この人は...
見覚えがあるような無いような...
自信はありませんが、昨年採った期待の幼虫(結局、見事?ノコギリ君になってくれた幼虫)に良く似てる。




その後、一時間ほど林的なスペースをほっつき歩きまして、
4箇所4本の枯木から、それぞれ一匹ずつの幼虫を戴き、眼下に緑屋根の小屋が立っていた場所を折り返し地点といたしました。

実は、林に囲まれた一角に、そこそこの竹林がありましたもので、
懲りずにネブトでもちょっと拾おうかなと考えたのですが、
この日はこれから第二初詣先の銭洗井弁天へ向かう予定でしたので、
余裕をもって引き返すこととしたのです。

のんびりと帰路を散策しつつ、愛機を待たせている一角へと歩みを進めます。
冬の静かな青空です。
錆て寂びたビームに朝日が差し込み、不思議なミスマッチを生んでいます。


高揚とも冷静ともつかない不思議な心持のまま、一旦家に戻り家族を拾います。
ほとんどとんぼ返り状態にて鎌倉・銭洗井弁天へ向けて出発です。

野生化した台湾リスが居たりしました。
朝の採集時に目にしたのと同じ色合いの屋根を発見したりもしました。

んん?そうか。
あの色は緑青ってやつですな。
銅で葺かれた屋根なんですな。
そういえば、、、
昨日もルイス島の神社で同じ色合いの屋根をみたっけ。
神社や仏閣、墓地等に多い屋根なんですな。




鎌倉からの帰途、電車の足元に目が留まります。
「凹注意!」 ドキッ!
あっ、いやいやオウトツ注意でありました(笑

家の近所まで戻ってきた凹車です。
午前中にやった場所の折り返し地点を遠くに眺めつつ車は走ります。
「緑青色!」ドキッ!
眺めていた先、青空の下、朝の折り返し点の眼下に捉えていた緑屋根が見えたのです。

『凹注意』
さきほど誤読した心象が再上映されます。

心の中で呟きます。
「あぁ、あそこの周りも良く探さなくちゃ」

虫の知らせを無視する男・凹。
次週以降の運命やいかに… であります。

=結果=
幼虫5匹


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