1/3報告

【凹作】


【2005年01月03日】
正月休み最後のこの日。
チョイと原チャリにノッて近くのポイントを新規開拓して参りました。

今日の目的地は、我が母校の大学敷地に隣接する小さな山であります。
標高差はだいたい30mくらいでしょうか。 面積的にみても、東京ドームの半分くらいかと思える小さな山であります。

ブブブブッと行くこと約5分。
母校のグラウンドの照明塔が近づき逸る心の凹。
行く手に現れたのは日向ぼっこ状態のお地蔵様。
チョイとノンビリ風情にシフトチェンジです。


さあさ、まずは適当に階段を登って行って…
小さな沢のようなところに転がっていた朽木を少々毟り開けまして、


明けましておめでとうございます。コクワ♀さん。

実はこの朽木、かなり赤枯れチックでフレーク状になっておりまして、
神奈川ネブトがいないかなぁ〜と、真剣にそんな野望を懐きながら毟ったのでありました(笑

まぁ、なにはともあれ、05年最初のムシが、ちゃんとクワガタで、しかも成虫だったのですから万々歳であります。
その後、2時間ほど小山の道無きエリアを徘徊。
真冬だというのに、喉カラッカラになりながら、コクワ幼虫と思しきヤツラを十匹ほど入手し、この日の採集は終了です。

あったかい缶珈琲の販売機を探しながら、原チャリで家路へ。
と、見えてきた左手の崖に、朧に浮かぶ心霊写真まがいの妖しい大顔面…



磨崖仏ねぇ、う〜ん、
磨崖仏、まがい物、紛いブツ、ブツブツブツ…
とある思案をしながら原チャリを走らせる凹であります。

実は、この日、ある目的を意識しながらヨウチウ君達をさらっていたのであります。
『庭で幼虫を飼い、庭に埋まっている枯葉や朽木を、植物にとって優良な土へと有機的に還してもらう。』
こんなトンデモクワガタライフを企んでいたのです。

庭と採集地点とは同一エリアですから、放し飼いしても放虫的な問題は殆どないのでしょう。でも…
一つだけ引っ掛かる事があってブツブツブツだったのです。
それは、放し飼いをしてしまうと、来る夏最大の楽しみでもある電パ計画に支障をきたすかもしれないということです。
夏になり、電パ対象の電信柱に留まったクワガタが、はたして天然の中で大人になったヤツなのか?
それとも自分で採ってきた幼虫の成人後の姿・・・マガイ天然物・・・なのか?
その区別がつかないのでは興味半減! と、こういうジレンマを抱えていたのであります。



缶珈琲を仕入れ、母校のグラウンド脇に、凹採集記上の初お披露目となる愛機・チョイノリ君を停める。

思い起こされるのは、遥か遠く大昔の光り輝いていたあの時代。
日本リーグ(今で言うJリーグですね)の前座試合として行われたこのグラウンドの杮落とし戦では、
あの芝生のピッチ上に凹選手も立っていたんだな〜(しみじみジミ地味)。
今じゃァ、どんなに頑張っても、ああいう試合に出る事は二度と叶わないんだなぁ〜。

なぁ〜んて、大昔の思ひ出に浸っているうちに、電パ対象が、純天然だとかマガイ物だとか、
なんだか、その辺りの所を気にしているのがとるに足らない細かいことに思われてきて…
天然だけを採りたいという気持ちも確かに残ってはいましたが、それでも、マガイ天然物が混ざることも容認出来る気持ちになったのでありました。

『何はともあれ採れれば楽しいじゃん』
『リフティングすらも覚束ない磨り減った元選手のコノ体タラクから比べたら、マガイ天然採集でもぜんぜんいいじゃん』
庭で成虫になったとしても、それが確実に電柱に着くという保障もないんだから、電パ計画としては、それでもいいじゃん。

という訳で、本日の結果です。

=結果=
幼虫0匹(=幼虫10匹−庭へ放虫分10匹) と コクワ成虫1頭


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