7/31報告

【凹作】


【2004年07月31日】
にしても暑い!
熱いと書いても誰も気付かないだろう程に暑い。
暑さが度を越して何にもしたくない。
だからって、夜までずっと動かないなんて、子供達が許しちゃあ…
はぁぁ。
ヤツラまでグタッとしてやがる。
この馬鹿げた暑さったら、いよいよ本物だね。
ここは一つ、ハラぁ〜括って夜までウダウダを貫徹するが吉だ。












ダメだぁ。
ウダウダを続ける気力さえありゃしねぇ。
こうなったら海だ。
う〜ん、気持ちいい〜!
おっぱじめる前から夕方な海水浴ってのも難だけどまぁいいか。
無計画。一貫性皆無。何と言われようと、ゼンブこの暑さの所為にしときましょう。


なんも考えず、両の足にゲタをつっかけて出動です。
日の陰りかけた砂浜。
へっへっへ。
ぐうたら腑抜け野郎どもには、むしろこっちの方が気持ちが良かったりもいたします。

ちょいと体を冷やしたら、今度はお腹が空いてきた。
潮に濡れたゲタに砂をくっつけたまま、飯屋に突入でございます。

ふぅ〜、喰った喰った。
暑さを凌ぎ、飯を食み。
生き物としての生存の条件を満たした凹家の面々が、ようやく人間らしい感性をとりもどしたのは、夜の八時のことでありました。

したら、ちょいと文化的な行事でも…
という訳で、今日のお目当て…カブトムシ殿…を求めて幼馴染の樹界隈へと向かいます。


幼馴染の樹。
何も居ませぬ。で、更に奥に座する元・エースの樹界隈へ移動します。

昨年採ったカブトムシは、凹家全体で♀一頭のみ。
それも、虫採りに出かけた帰り際にハプニング的に住宅街で採れたもの。
今年ジュニア(兄)が採っていたカブトムシは、自宅マンションの廊下を飛び回っていた小さな♂一頭のみ。
ここ一年以上、まともな形でカブトムシを採っていないジュニアーズだったのであります。

なんとか採ってもらいたい。
グウタラパパ・凹の、淡く切ない、そして、無計画な思いに満たされたご都合による採集行なのであります。

図々しくも祈りを込め、最奥の樹を見上げる。
うぉ!
高い枝につく小さな♂カブトです。

無計画な割りには、予め車内に積みっぱなしになっていた釣竿。
こやつを持ってきていたので、シュルシュルっと伸ばして、カブトめがけて、エイッ!
んが、残念。
釣竿で払ってやったら、落っこちたまんま、どっかに行っちまいました。

むむっ?
大きいのが樹の上を飛び回ってる!
明らかに先ほどの小さなヤツとは違う個体なのです。

伸ばした竿先で、ビュンビュンビュンと、樹の上空を掻き回す。
ダメです。当たりませぬ。もどかしいのです。

こうなったらと、樹に登りかける凹。

なっ、なんと。 グウタラ生活のバチがあたったのか、全く樹に登れなくなっている。
なんて… んな馬鹿な(笑
ゲタであります。
こんな、樹登り不適格履物では、無理に決まっているのです。

と、ここで急いで一旦車に戻る凹。
無計画な割には、予め車内に積みっぱなしになっていた藪漕ぎ用長靴に履き替えたのであります。

なんとかかんとか目的の樹の中ほどにまで登り上がった凹。
しかし、すでに大きいカブトは樹のどこかにとまったとみえ、羽音を鎮めてしまっています。

ずずいと枝の一つ一つを窺う。

デカイ! クワガタ!
ヒラタ?
懐中電灯でライトアップしてみます。

ありゃりゃ、枝の裏側に行ってしまわれた。
と、落胆してたら、!。

さっきのヤツじゃん。
そう、一番最初にみつけた小さいカブトムシ♂であります。
こやつが、枝の一つにしがみついてらっしゃった(嬉

ここなら地上からでも手が届きそうだ。
ジュニア(兄)を呼びつけて…
少しだけ樹を登ってもらって無事ゲットぉぉぉぉぉ〜!

勢いに乗り、樹上から少し樹を揺さぶってみる。
ブブブブン。
手元のハッパに何かが軟着陸したのです。

Oh! これは見目麗しい大きめカブト。
こやつは凹が摘んで二頭目をゲットでありました。



ズボラ無計画採行の末、一年越しの宿題となっていた大きな課題を、やっと果たした凹一行でありました。

=結果=
ジュニア(兄)が樹上のカブトムシ♂を摘んだ / 他にカブト♂一匹


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